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公衆衛生3 保健所

みなさん,こんにちは。

相変わらず寒いです。

寒かったり,暖かったり。

春が近づいているということでしょうか。

さて,今回から地域保健です。

公衆衛生3です。

長いね。

まだまだ,続くよ(笑)。

1 地域保健法の成立

 まずは,地域保健法の成立からです。

 みなさんは,地域保健法というのがあるのをご存知ですよね。

 知らなかった人は,ここで覚えてね。

 一言でいうと,保健所の仕事について規定しています。

(1) 旧保健所法(1937)

  旧保健所法は1937年に制定されました。

  保健所が,結核・伝染病・母子保健などを中心に相談事業と予防対策を行ってきました。

  1947年に全面改正され,保健所は公衆衛生(みんなの命を守る)の第一線機関として活動してきました。

  ここからの話は,話だけで聴いてね。

  試験には出ません(笑)。

  これは歴史的な理由があります。

  明治になり,富国強兵というスローガンの下,国力の増強に入ります。

  プロシア(ドイツ)の影響の下,国力の増強が図られます。
  
  この当時の国力とは,様々な要素が複合的に重なり合います。

  その一つに,人口というのがあります。

  人口を増やすことが国力増強に不可欠と考えられていました。

  そこで,人口を増やすことが政府の政策になっていきます。

  人口を増やすためにどうすればいい?

  一つは子どもを増やすんだね。

  そうすれば人口は増えます。

  だから「産めよ増やせよ」というのが,合言葉のようになっていました。

  もう一つ,増やすためには「人を減らさない」というのがあります。

  別な言い方では「人を死なせない」ということです。

  死ぬ原因は様々のものがあります。

  しかし,当時脅威となっていたのは伝染病です。

  今とは時代が違います。

  伝染病,これは今で言うところの感染症です。

  医師も感染症は怖い病気と考えています。

  症状がどの感染症に当たるのか,判断が難しいからです。

  原因が分からなければ,対策も予防もできません。

  そのため,当時は伝染病を予防することが重要と考えられたのです。

  その中でも,結核は特効薬がなく死に至る病と恐れられていました。

  そこで,保健所はこの点に対する対策として生まれたものといえます。

  母子保健と伝染病に対する相談と予防です。

(2) 地域保健法(1994)

  さて,このようにして生まれたのが保健所です。

  しかし,近年は社会構造の変化から,医療の現場は病院などの施設から職場家庭,あるいは大きな意味で地域社会へと移りつつあります。

  介護などが,この典型です。

  介護は病院ではなく,それ以外の家庭などが中心になりつつありますね。

  また,医療行政の中心は,国や都道府県からより身近な市町村へと移ってきました。

  そこで,旧保健所法は改正され地域保健法に生まれ変わりました。

(3) 過去問

  そして過去問です(笑)。

問題 1 わが国の衛生行政は,国の段階では文部科学省が中心となっている。

問題 2 わが国の衛生行政は,地域社会・学校・職場の3つの分野に大別される。

(4) 保健所

 ① 設置

  保健所は基本的に都道府県ごとに設置されます。

  国ではなくて都道府県です。

  間違えないでね。

  また,特別区にも設置しなければなりません(地域保健法5条)

  それ以外に,政令指定都市(19市),中核市(40市)保健所政令市(7市)が設置しなければなりません(2011年3月)。

  また,保健所の所長は,原則として医師がなることが定められています。

  しかし,実際上は医師不足の地域もあります。

  そこで,例外的に医師以外の者がなることが認められています(地域保健法施行令4条2項)。

  現在,全国に494ヶ所の保健所が設置されています(平成21年4月)。

  大体,10万人に1ヶ所という感じです。

  しかし,現在,統廃合によって数が減っています。

 ② 業務(仕事)

  それじゃ,保健所の仕事は何?
  
  これはいっぱいあるね。

  でも中心的な業務は何ってことです。

 a まずは,市町村に対する専門的・技術的支援です。

  保健所は広域的・専門的・技術的ノウハウを持っています。

  そこで,それを市町村にフィードバックしていくことです。

  ここが最も重要です。

  試験的にもね。
  
  情報の収集とその整理活用,また調査研究です。

 b 次は母子保健対策です。

  未熟児訪問指導,養育医療,障害児療育指導,小児慢性特定疾患などです。

  養育医療は母子保健でやります。

 c 精神保健対策

  近年,多くなっている精神疾患に対する保健対策です。 
 
  市民からの専門相談を受けます。

 d 難病対策

  特定疾患といわれているものがあります。

  世間で言うところの「難病」です。

  現在,130疾患が指定されています。

  これは保健所が窓口となることが多いです。

  ただし,東京は市役所なども窓口になっています。

 e 感染症対策

  以前の伝染病です。

  今でも怖い病気ですね。

  最近では,性感染症対策が盛んです。

  よくテレビなどで広告をうっているでしょ。

  「HIV検査は無料です」とかね。
  
 f その他

  食品衛生とか,環境衛生とか,あるいは薬事などの監視だとか,いっぱいありますね。

  みんなの(国民の命)を守る仕事です。

  まさしく公衆衛生です。

  具体的には地域保健法の2条に列挙されています。

  1 「衛生思想の普及および向上に関する事項」
  2 「人口動態統計に関する事項」
  3 「栄養の改善および飲食物の衛生に関する事項」
  4 「住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃、その他の環境の衛生に関する事項」
  5  保健所の環境衛生業務は、諸種の公害監視、建築物の衛生指導等の推進
  6 「保健師に関する事項」
  7 「公共医療事業の向上および増進に関する事項」
  8 「母性および乳幼児ならびに老人の衛生に関する事項」
  9 「歯科衛生に関する事項」
  10 「衛生上の試験および検査に関する事項」
  11 「精神衛生に関する事項」
  12 「結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項」
  13 「その他、地方における公衆衛生の向上および増進に関する事項」
  14 保健所は精神衛生に関する教育、広報活動および協力組織の育成など
  15 保健所の医療保護関係の事務については、申請、通報、精神鑑定、通院医療費公費負担に関するもの
  16 保健所の事業は原則としては無料であるが、一部有料のものもある。

  以上,とても多いですね。

  むかしの国試では,この部分がよく出たんですが,最近は出ませんね。
  
  
(5) 過去問

問題3 保健所の事業には,食品衛生に関する事項がある(東京准20)。


 というところで,地域保健の1回目は終了です。

 次回は市町村保健センターです。




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なお、保健所の音声動画はyou tubeにあります。

https://youtu.be/rwcNg_sPelU

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それじゃ、また。



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公衆衛生3 市町村保健センター

みなさん,こんにちは。

はじめに,前回の過去問の解答・解説です。

問題1 文部科学省ではなくて厚生労働省ですね。

   似たような問題が多いので注意してください。

   間違えないでね。

   厚生労働省ですよ。

   ×です。

問題2 ですね。

   家庭,職場,地域社会です。

   地域保健法の生まれるきっかけですね。

問題3 食品衛生ですか。

   地域保健法2条にあります。

   これもです。


さて,今回は市町村保健センターです。

みなさん方の,お住まいのところにもあるでしょ。

よくあるのは,市役所などの傍かな。

(6) 市町村保健センター

 ① 設置

  まず設置は,市町村が行います。

  保健所はどこだっけ?

  基本的は都道府県だよね(他にもあるけど)。

  まず,ここが違います。

 ② 業務

  次は業務ですね。

  業務とは仕事のことです。

  どんな仕事をするのかです。

  業務については,地域保健法によって法定化されました(地域保健法18条2項)。

  法定化とは,法律で定められたということです。

  保健所とは異なり,住民に身近な対人保健サービスを提供することが主たる業務です。
  
  じゃあ,保健所は何だっけ?

  これは,市町村に対する専門的・技術的支援だよね。

  保健所の持つ専門的・技術的ノウハウを市町村に提供することです。

  市町村保健センターは,地域における母子保健や老人保健の拠点になります。

  健康相談や「健康づくりの場」という感じでしょうか。

 ③ 業務従事者

  市町村保健センター長ですか。

  ここは医師である必要はありません。

  市町村保健センターで中心として活動しているのは保健師です。

  それじゃ,保健所は?

  原則として医師が所長になるね。
 
  この辺が違いですね。

  国試で問われやすいので注意してください!

 ④ 過去問

  それじゃ,過去問です。

問題1 市長村保健センターは住民に密着した対人保健サービスを行う場である。

問題2 市町村保健センターは,住民に対し,健康相談,保健指導および健康診査を行う(東京准20)


(7) 保健師

  保健師助産師看護師法に基づいて保健師資格を持ったものが行います。

  ここは関係法規でやりますね。

  保健師は行政保健師産業保健師学校保健師などに分かれます。

  所属する組織の違いです。

  行政保健師は,保健所や市町村保健センターなどに所属しています。

  保健師は保健所における対人保健サービスの中心として極めて重要です。

  ここ注意点です。

  確かに市町村保健センターが対人保健サービスを提供しますが,保健所でもやっています。

  一切行わないというのではありません。

  保健所では,障害者や難病,結核,AIDSなどへのサービスの提供を行っています。

  産業保健師は,産業保健分野のコーディネーターの役割を負っています。

  従来は労働災害の予防などが主たる業務でしたが,近年は生活習慣病の予防や,うつ病,自殺などのメンタルヘルスが重要になってきています。

  学校保健師は,学校保健安全法に基づき大学等に通う学生や勤務する教職員の健康の維持・増進にあたっています。

  最後は過去問です。

問題3 保健師の家庭訪問の主な対象は,母子保健,生活習慣病,結核,精神障害になっている。
  

今回はここまでかな。

次回は精神保健福祉対策をやります。

先は長いな~~~。

普通に講義をやったほうが早いね(笑)。

社会保障もやりたいし,関係法規もやりたいね。




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公衆衛生3 精神保健福祉対策

みなさん,こんにちは。

今日も暖かい1日でした。

午前中に外出しましたが,少し汗をかきました。

最近,春の花をよく目にしますが,少し楽しみな花があります。

hanamizuki.jpg

これです。

これは実なんですが,もう直ぐ咲きます。

今月の下旬ぐらいですね。

5月の上旬が見ごろです。

咲いたらアップしますね。

まず,前回の問題の解答・解説です。

問題1 市長村保健センターは住民に密着した対人保健サービスを行う場である。
   これはですね。
   そのままです。

問題2 市町村保健センターは,住民に対し,健康相談,保健指導および健康診査を行う。
   これもです。

問題3 保健師の家庭訪問の主な対象は,母子保健,生活習慣病,結核,精神障害になっている。
   これもです。
   今回は全部○ですね。

やさしい問題です。

さて,今回は地域精神保健福祉対策です。


2 地域精神保健福祉対策

 近年,精神疾患を負う人が増えています。

 典型的なのが「うつ病」です。

 私の友人にも3人ほどいます。

 結構身近な病気です。

 また,統合失調症などもありますね。

 それに絡んだ事件もあります。

 こういった人に対する福祉対策を行っているのは保健所です。

 さらに,精神保健福祉センターなんです。

 今回は,これらを見て行きます。

(1) 保健所

  まず,保健所です。

  前々回に保健所については一通り見ました。

  その中に,精神保健対策というのがありましたね。

  「精神衛生に関する事項」です(地域保健法2条)。

  その具体的な仕事は何かです。

  具体的業務(仕事)

 ア 第一線機関

   保健所は地域精神衛生活動の第一線機関です。

   第一線機関と言うことは,直接,患者に関わるということです。

   患者だけではなく,患者の家族とも関わります。

 イ 実態把握

   そこでまず,所管内の精神保健福祉に関する実態把握をします。

   どんな病気で,何人ぐらい居るのかですね。

 ウ 相談業務

   これら(精神保健福祉)に対する相談業務です。

   一般的な相談業務です。

   どこに,専門的な病院があるとかです。

 エ 訪問指導

   訪問指導は主に保健師が行います。

   前回の行政保健師です。

   それ以外に,精神保健福祉相談員(精神衛生相談員)も訪問指導を行います。

   精神保健福祉相談員は,保健師が研修を受けて資格をとる場合と,精神保健福祉士が行う場合があります。
  
 オ 患者家族会の活動に対する援助・指導

   精神疾患は本人も苦しいですが,その家族も大変です。
   
   周囲の人の偏見があります。

   皆さんはどうですか??

   うつ病の人がいたらどう感じます?

   統合失調症の人がいたらどうですか?

   さらには,そういった疾患をもつ人が刑事事件を起こすのを聞いたことはありませんか?

   そうなると,どう感じます?

   東金で起きた事件は,その典型ではありませんか?

   彼は知的障害者でしたね。

   ですから,ちょっと種類は違いますが,似たものを感じます。

   かなり昔ですが,知的障害者の家族の方が,

   「何か周囲のみなさんに希望あはありますか?」

   と聞かれて,

   「すれ違ったときに,振り返らないでほしい」

   と答えていたのが印象的でした。

   精神疾患の家族も,そういった偏見にさらされます。

 カ 教育・広報活動と協力組織の育成

   精神疾患に対する理解を求めること,あるいは,そのための広報活動です。
   
(2) 精神保健福祉センター(精神保健センター)

  精神疾患に対しては保健所が第一線機関ですね。

  つまり対人サービスを提供しているわけです。

  それに対する専門的・技術的援助は精神保健福祉センターが行います。

  精神保健福祉センターは,精神保健福祉法によって都道府県および政令指定都市に設置することが定められています。

  精神保健福祉法は社会保障でやります。

  その仕事は何か?

 具体的業務

 ア 保健所・市町村と精神保健関係諸機関に対する技術指導と援助

  これって,どこかで聞いたことがない?

  やったよね。

  保健所と市町村保健センターの関係でしょ。

  これが精神保健福祉センターと保健所の関係とパラレル(同じように並行)になっています。

4-10.jpg


 イ 職員に対する教育研修

 ウ 精神保健に関する広報普及

 エ 調査研究

 オ 精神保健相談

 カ 精神障害者保健福祉手帳の判定

  などです。
  

(3) 過去問

  最後は過去問です。

1 保健所の精神衛生訪問指導は,患者本人のみならず,家族,その他関係者をも対象とします。

2 地域精神保健活動は,保健所,精神保健センターを中心に行われている。

3 地域の精神衛生の向上を図るため,各市町村ごとに精神保健センターが設けられている。

問題81 精神保健福祉センターの役割はどれか。(100回)
1 精神障害者の更正保護
2 精神障害児の緊急一時保護
3 精神障害者への障害年金の給付
4 市町村への精神保健業務の技術指導


今日のは,短かったね。

次回は医療サービスの提供をやります。

この部分は,関係法規と重なっているので,どちらでやるかは看護学校によって異なります。

一般的には,両方でやるかな。

ということで,みなさん,お疲れさまでした。




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なお、地域精神保健福祉対策の音声動画はyou tubeにあります。

https://youtu.be/sL381xPwR6o

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それじゃ、また。



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公衆衛生3 医療サービスの提供

みなさん,こんにちは。

いい天気が続きます。

今週から講義が始まりました。

下の桜は,看護学校の校庭に咲く桜です。

見事な桜です。
sakura01.jpg

ということで,これからは更新が遅くなりそうです(汗)。


まずは前回の問題の解答・解説です。

問題1 家族なども保健所の訪問指導の対象となるかですね。
    当然ですね。
    保健所の業務にあります。
    です。

問題2 精神保健活動の中心ですね。
    これは,保健所と精神保健福祉センターですね。
    です。

問題3 精神保健センターを設置しているのは,どこかですね。
    精神保健センターとは,精神保健福祉センターのことです。
    昔の言い方です。
    これは都道府県と政令指定都市です。
    市町村じゃありません。
    これは×です。

問題81 精神保健福祉センターの役割ですね。
   これはいろいろありますが,何よりも保健所や市町村に対する技術指導です。
   と言うことで,4番ですね。
   
さて,今回のテーマは医療サービスの提供です。

医療サービスを提供するのは医療機関だね。

このテーマは関係法規でも扱うところです。

医療法ですね。

どちらで扱うかは,各看護学校の考え方次第です。

一般的には,両方でやりますね。

その方が学生が覚えるだろうということです。

しかも,国試では,よく出題されるところですからなおさらです。

ここでは,とりあえず公衆衛生で扱います。


3 医療サービスの提供

(1) 病院

  病気や怪我をすれば,みんなが行くところですね。
  それだけに問題もありますね。

  やはり一番大きな問題は偏在ですね。
  地域や場所によって病院があったり,なかったりするのが問題です。
  そこで,法によって様々な制約があります。

  でも,ここでは関係ないんだ。
  もっと単純に,病院とは何か,ということが分かれば大丈夫です。

 ① 病院(医療法1条の5)

  病院とは,患者20人以上を収容できる施設を有するものです。

  ポイントは収容人数です。
  収容人数とはベッド数のことです。

  20人以上収容できること,ここがポイントです。

  忘れないでね。

 ② 特定機能病院(4条の2)

  次は特定機能病院です。

  病院は病院でも,特定機能を持った病院です。

  それじゃ,特定機能って何?

  特定機能病院とは,患者400人以上の収容できる施設を有し,10以上の診療科,通常の病院以上の医療従事者と施設を持ち,高度の医療提供能力,高度の医療技術開発,評価能力・研修能力を有する機関です。

  そして特定機能病院は厚生労働大臣の承認が必要とされています。

  いわゆる高度先端医療を提供する能力を持っているのですね。

  これが特定機能です。

  さて,こう言われて,みなさんは何を思い浮かべますか?

  私は大学病院を思い浮かべましたね。

  あるいは大学の付属病院ですか。

  現在,特定機能病院は全国79の大学病院および国立がんセンター,国立循環器病センターそして大阪府立成人病センターの82ヶ所です。

  一時,東京医科大学病院と東京女子医科大学病院が外れていましたが,現在は復帰しました。

  さて,長々と書きましたが,ポイントは3つです。

  一つは患者の収容人数です。

  これは400人以上ですね。
  
  昔は500人以上とされていたので注意です。

  次が高度の医療技術です。

  だからこそ,特定機能なんだね。

  もう一つは,誰の承認が必要かです。

  ここは厚生労働大臣の承認です。

  この3点がポイントになります。

  忘れないでね。

 ③ 地域医療支援病院(医療法4条) 

  その次です。

  これは地域医療支援病院です。

  地域医療支援病院は,患者200人以上の収容施設を有し,地域医療を担う医療機関を支援し,地域の医療従事者の資質向上を図らせる能力を持つものです。

  さらに救急医療を提供できることが要求されています。

  そして,地域医療支援病院では都道府県知事の承認が必要となります。

  また,外部の医師などが建物や設備を使用できる体制があることです。

  ここのポイントは,3つです。

  まずは収容人数です。

  地域医療支援病院は200人以上ですね。

  次は承認です。

  ここは都道府県知事の承認です。

  そして,地域医療の支援です。

  だからこそ,地域医療支援病院なんだね。


 ④ 療養病床(医療法7条の2)

  療養病床とは,精神病床,感染症病床及び結核病床以外の病床であって,主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床です。

  いわゆる慢性疾患の患者を入院させるところです。


(2) 診療所(医療法1条の5 第2項)

  次は診療所です。

  最近は,あまり「診療所」の文字を目にしませんが,みなさんのご近所にある医療機関です。

  「○○医院」とか,「××クリニック」などのことです。
  
  本島に診療所というのは目にしなくなったね。

  うちの近所では,少し車で走ったところに1軒あります。

  名前は何でも,小規模な医療機関です。

  診療所とは,医師または歯科医師が,公衆または特定多数人のために医業または歯科医業を行う場所であって,患者の収容施設のないもの,または患者19人以下の収容施設のあるものをいう。

  とされています。

  ここは最近の改正で,「同一患者を48時間以上収容しないように努める」という規定がなくなりました。

  この規定のために,以前は手術などをすることができなかったんですね。

  例えば,「ドクターコトー診療所」という漫画がありますが,あそこでは手術のときは本島に転院していたでしょ。

  あれは,この規定のためだったんです。

  ちなみに,あの漫画はモデルがいます。

  ですから全部がフィクションではないんですね。

  さて,ポイントは収容人数です。

  19人までです。

  忘れないで!

(3) 助産所(医療法2条)

  助産所もあまり目にしないね。

  実際,自分の家で生まれた方はいますか??

  よく看護学校でも聞くんだけど,めったにいないね。

  今まで1人だけです。

  何で,こんなことを聞くかというと,家で生まれた方は助産師の介助を受けているはずなんです。

  昔は多かったそうです。

  田舎などでは当たり前だったそうです。

  今,田舎といいましたが,都内でも昔は多かったんですよ。

  統計上のデータでも,病院や診療所,助産所での出産が圧倒的に多いですね。

  現在(2010),99.8%の人が施設内分娩というデータがでています。

  さて,話は戻って,助産所ですね。

  助産所は,助産師が公衆または特定多数のために,その業務(仕事)を行う場所です。

  助産所の収容人数は10床未満です。

  10床未満ということは,9床までとなります。

  間違えないでね。

  この辺は分かるよね。

  う~ん,馬鹿にするな,といわれそうですね。

  でも以前に,3人未満と2人以下の違いを聞きに来た方がいたんですね。

  そういうわけで,年のために説明しますね。

  馬鹿にしているわけではないです。
4-12.jpg


  先ほど19人以下が診療所で,20人以上が病院と説明しました。

  「20人以上」と言った場合,20という数字を含んで,それより大きい数字ということです。

  20,21,22,23,24……。

  逆に「20人以下」と言った場合,20という数字を含んで,それより小さい数字です。

  20,19,18,17……。

  「以上」「以下」はその数字を含むという意味です。

  それじゃ,助産所で出てきた「未満」は?

  例えば「20人未満」というといくつを指すの?

  「未満」は,その数字を含まないということです。

  「20人未満」といえば,19,18,17,16……。

  となります。

  ちなみに,ここでは自然数のみを対象としています。

  突込みを入れないでね(笑)。

  ということは,助産所の10人未満は,9人までと分かるよね。

(4) 介護老人保健施設(医療法1条の6)

  介護老人保健施設は,介護保険法の規定による施設です。

  詳細は社会保障,あるいは社会福祉でやります。

  ここは3年続けて国試に出題されていますね。

  急性期の治療が終わり,病状が安定して入院加療の必要はないが,看護・医学的管理下における介護および機能訓練が必要な者,その他寝たきり老人などを収容する施設です。

  
それじゃ,最後は過去問です。

問題10 医療法に規定されている病院とは何人以上の患者を入院させる施設か。(96回)
  
1 10人
2 20人
3 50人
4 100人

問題37 特定機能病院で正しいのはどれか。(100回)

1 地域医療従事者の資質向上のための研修を行う能力を有する。
2 高度の医療技術の開発および評価を行う能力を有する。
3 300人以上の患者を入院させるための施設を有する。
4 都道府県知事の承認を得て設立される。

問題9 法的に診療所に入院させることができる患者数の上限はどれか。(99回)

1 9人
2 19人 
3 29人
4 39人

問題1 助産所はベッドを有してはならない。(宮城准看20年)




今回の地震で被災したみなさんが,1日も早く心から桜を楽しめるといいですね。

以上です。
みなさん,お疲れさまでした。



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それじゃ、また。






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公衆衛生3 医療従事者 人員配置 救急医療

みなさん,こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか?

最近,気になるニュースがありました。

小佐古敏荘(こさことしそう)氏の内閣官房参与辞任です。

小佐古氏は,原子力分野における日本を代表する学者と聞いています。

その方が,政府に対して抗議のために辞任するという話です。

これを聞いて,

福島原発は,本当に大丈夫なのか?

官僚による情報隠しはないのか?

あるいは官僚による情報操作はないのか?

かなり注目をして見ています。


でも,怖がってばかりは嫌ですね

こういうときこそ,みんなで支え合おう。

福島県産の野菜などが風評被害に合っているとか。

福島県産の野菜や牛乳,何でも食べますよ。

正直,そんなに心配していない。

多少基準値を超えたって心配ない。

野菜なんて,洗って食べれば問題ない。

ただ,子どもは少し心配です。

大人と容量が違うからね。

小女子だって食べますよ。

小魚は嫌いだけど(笑)。

それで,助け合えるのなら食べます




何か,今日は変な始まりになりましたが,ここからはいつもと同じです(笑)。

今日も長いよ。

まずは,前回の問題の解答・解説です。

問題10 病院の収容人数ですね。
     これは,20人以上です。
     したがって,2番です。

問題37 特定機能病院ですね。
     この特徴ですか。
1 地域医療従事者の資質向上は,地域医療支援病院の仕事ですね。
  ×です。
2 高度の医療技術開発などですね。
  これは特定機能病院の特徴です。
  です。
3 収容人数は400人以上です。
  ×です。
4 都道府県知事の承認は地域医療支援病院です。
  ×です。

問題9 診療所の収容人数ですね。
  これは19人以下です。
  2番です。

問題1 助産所は10床未満を収容できます。
    ということは,9床までですね。
    ベッドは9床までOKです。
    ×です。

2 保健・医療従事者

 保健・医療従事者というと,医師,保健師,助産師,看護師,准看護師などなど,大勢の人がいます。

 社会福祉士,精神保健福祉士なんかもそうですね。

 一応,医師,保健師,助産師,看護師などを挙げておきます。

 でも,看護職以外は覚えなくていいです。

 話だけで聞いてください。


(1) 医師

  平成20年の医師数は286,669人です。

  人口10万人当たり212.9人となります。

  医師不足が叫ばれて久しいですね。

  以前,阪南市立病院が話題になっていました(平成20年)。

  医師の大量退職により病院が閉鎖になるのではないかという話です。

  結局,現在(平成23年4月)も病院は存続しています。

  もう一つ,銚子市立病院も同じような話がありましたね。

  ここも再開です。
  


  これは単純に,医師数が減少したというより,研修医制度の転換(平成16年4月)など複数の原因が言われています。
  先日も,現在の研修医制度のついて面白い話を伺いました。


  平成16年からは医師数増加という政策転換が行われています。

  おそらくOECD(経済協力開発機構)の平均数ぐらいまで増やすのではないでしょうか。

  OECDでは,人口10万人あたり310人となります。

  2027年ぐらいに達成されそうです(現在2011年)。

  先は長いです。


(2) 保健師

  平成20年の保健師数は,43,446人です。

  人口10万にあたり34.0人となります。


(3) 助産師

  平成20年の助産師数は,27,789人です。

  人口10万にあたり21.8人となります。


(4) 看護職 (看護師・准看護師)

  平成20年の看護師数は,877,182人です。

  同じく准看護師数は,375,042人です。

  合計1,252,224人となります。

  医師と同じく,看護職も不足しています。

  こちらは医師とは事情を異にします。

  診療報酬の改定が基になっています。

  7:1規制というのをご存知ですか。

  これが理由です。

  次の項目でやります。

  平成23年4月現在,5万6千人が不足です(第7次看護職員需給見通し)。

  平成27年でも1万4千人が不足します。

  でもね。

  看護師不足は,言われて久しいよね。

  私が学生の時から言われています。

  全く解消されていません。


  外国人看護師の話も,この不足と関係あるのでしょう。

  これについても,賛否両論ですね。

  外国人じゃ,何を話しているのか分からない。

  安心できない。

  それなら,准看護師を増やした方がいい,などなどです。


  一方,日本人は冷たい。

  話かけても,適当に相槌を打つだけ。

  そういう意味では,外国人看護師の方が,やさしく接してくれる,という話もあるし。


  でもね,看護師は忙しいんだよね。

  やることが,いっぱいあります。

  だから,適当な相槌になってしまうのかもしれない。


  ところで,外国人候補生のみなさんは頑張っています。

  受験指導しているので良く分かります。

  2011年は16人が合格しました。

  また,笑顔に屈託がありません。

  みんな顔が小さいしね(笑)。

011.jpg


  ということは,これ(看護師不足)もしばらく続きそうです。

  これを読んでいる受験生のみなさんは,この不足の中を就職するという状態でしょうね。

  それでも,20年ぐらいすると,今度は逆に過剰になるという話もあります。

  実際,どうなるかは分かりません。


今回も長いので,ここで過去問を一つやります。
  
問題5 わが国の平成18年における看護職員の就業者数はどれか。(99回)

1 約50万人
2 約80万人
3 約100万人
4 約130万人

これは簡単ですね。

知っていればできます。

当たり前か(笑)。

3 病院などの人員配置

 次は,医療法で定める病院などの人員配置です。

 これは医療法です。

 医療法は,病院の定義のところで出てきましたね。

 これが人員配置についても規定しています。

 医療法では,望ましい一定の医療水準を確保することが目的とされています。

 したがって,最低基準ではなくて「標準」となります。

 ただし,「標準」であっても,標準数を満たさない医療機関は医療法に反することになります(医療法21条,22条の2)。


(1) 病院の人員配置基準(看護師および准看護師)

  病院では,特定機能病院と,それ以外の病院に分けられます。

  ちなみに,ここでやるのは看護師と准看護師だけです。

  医師や薬剤師はやりませんので悪しからず。


 ① 特定機能病院以外の病院

  看護職(看護師・准看護師)1人に対して入院患者の数

  1 一般病床 (精神病床、感染症病床、結核病床及び療養病床以外の病床)3人
  2 感染症病床3人
  3 精神病床 (大学付属病院,100床以上の病院)3人
  4 療養病床 (主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床)4人
  5 結核病床4人
  6 精神病床4人

   看護職1人に対して外来患者 30人

  精神病床は,3と6にありますが,規模の違いです。

  3は,大学附属病院(特定機能病院及び精神病床のみを有する病院を除く)。

  並びに内科,外科,産婦人科,眼科及び耳鼻いんこう科を有する100床以上の病院の精神病床です。
  
  これらは,一体的な精神医療の提供が求められていることを考慮して,一般病床と同じ基準が定められました。

  6は,それ以外の精神病床です。

  ちょっと,規模が小さいね。

 ② 特定機能病院

  特定機能病院は,高度の医療を提供することになっています。

  そのため,看護職の数も多く設定されます。

  看護職 1人  入院患者 2人

  看護職 1人  外来患者 30人

  ただし,以前は,入院患者については2.5人に看護職1人という設定になっていました。
  
  それが,平成18年の改正によって入院患者2人に看護職1人となりました。

  注意してください。


(2) 療養病床を有する診療所

  療養病床を有する診療所では,看護職および看護補助者の数が規定されています。

  看護職    1人  入院患者 4人(平成24年3月までは 6人)

  看護補助者  1人  入院患者 4人(平成24年3月までは 6人)

  療養病床を有する診療所では,平成23年3月まで緩和措置がとられています。

  看護補助者は看護助手のことです(たぶん)。

  看護師のアシスタント的な存在です。

  さまざまな雑用が主な業務となります。


(3) 看護体制 7:1

  最近よく聞く7:1規制についてです。

  こちらは医療法の規定ではなく,診療報酬に関する規定です。

  医療法と診療報酬ではどう異なるのか??

  ちょっと比べてみますね。


  例えば,医療法の規定で考えて見ます。

  一般病床では 3 : 1 となっています。

  入院患者3人に対して看護職1人です。

  医療法は,入院患者数に対する看護職員の数です。

  3交代制なら(8時間× 3 =24時間)

  3 : 1 でも実質は 9 : 1 です。


  診療報酬の看護体制 7 : 1 は,看護師の1人当たりの受け持ち患者数です。

  したがって,入院患者7人に対して看護職1人という体制です。

  3交代制で 7 : 1 を確保しようとすれば,

  2.3 : 1 ぐらいの割合で看護師が必要になります。


  3 : 1 では,望ましい医療水準を提供できないと考えたのかもしれません。

  そして,この規定をクリアした病院は,診療報酬にインセンティブ(誘引)がつきます。

  試算によると,100床当たり年間で1億円を越える金額が違うそうです(伝聞なので正確かどうかは不明です)。

  看護師を1人雇っても500万円ぐらいです。
  
  10人雇って5000万円。

  20人雇って1億円です。

  病院としてみれば,何としてでも看護師を確保しようとするだろうね。

  これが近年の看護師不足の実態です。

  余談ですが,最近,看護学校が増えました。

  大学の看護学部も増えましたね。

  うちの近所の大学も看護学部を作っています。

  散歩コースにあります。

  これなんかも,看護師不足に対応しようという表れでしょうか。

  それとも,大学の就職率の改善をアピールするためでしょうか!!


余談が長くなりました。

ここで過去問です。

問題38 医療法で病床種別と入院患者数に対する看護職員の人員配置基準との組合せで正しいのはどれか。(94回)

1 療養病床    - 患者7人に1人以上
2 結核病床    - 患者5人に1人以上
3 一般病床    - 患者3人に1人以上
4 特定機能病院 - 患者2人に1人以上

問題8 診療報酬における7対1入院基本料の条件はどれか。(100回)

1 患者7人に看護職員1人
2 看護職員7人に医師1人
3 看護職員7人に看護補助者1人
4 日勤看護職員7人に夜勤看護職員1人


4 救急医療体制

 今回最後は救急医療体制です。

 救急医療とは,疾患や外傷,中毒などに対しての緊急の診断および治療のことです。

 救急医療体制は,それに対応するための体制となります。

 日本では,1次・2次・3次と重傷度に応じた医療機関が設定されています。

 そして,重傷度に応じて救急隊が搬送するというシステムです。

 「搬送」ですから,救急車などで来院した場合ですね。

 逆に,独歩来院(自分で病院に来る)の場合は救急にあたらないと判断されてしまいます。

 この点から,北米型のERシステムを採用する病院が現われています(ここでは関係ないので説明しませんね)。

 それは,ともかくどういう分類なのか。

 ここが重要です。

(1) 初期救急医療

 ここは,入院治療の必要がなく外来で対処しうる帰宅可能な患者への対応機関です。

 その整備は,市町村の責務とされています。

 主に内科,外科を診療科目としています。

 しかし,住民の要望の高まりと必要性から小児科を加える自治体もあります。


 ① 在宅当番医制

  休日(日曜日・祝日)に診察を行う当番病院・診療所などです。


 ② 休日歯科診療所

  同じく休日(日曜日・祝日)に診察を行う歯科診療所です。

  歯の痛いのは我慢できないでしょ。

  どの痛みも我慢できないね(汗)。


 ③ 休日夜間急患センター(人口5万人以上の市に1つ)

  休日や夜間に対応する医療機関です。

  人間,いつ具合が悪くなるかは分からないからね。


 ④ 小児初期救急センター

  子供は,恐ろしいぐらいに病気になります。

  身をもって実感しています(笑)。

  不思議なことに,子供は休日や夜間に具合が悪くなるのが多いんだよね。

  それに対応する医療機関です。

  この辺は語呂合わせで覚えるのがいいかもしれません。

  一応,挙げておきます。

4-13.jpg


(2) 二次救急医療

 ここは,入院治療を必要とする重症患者に対応する機関です。

 都道府県が定めた医療圏域(二次医療圏)ごとに整備されます。

 二次医療圏とは,複数の市町村によって構成されます。

 そこで,市町村の垣根を越えた都道府県によって整備されています。

 通常の二次救急では,内科,外科,脳外科などです。

 肺炎だとか脳梗塞に対応します。

 これに加えて,小児に対する二次救急医療にも対応しています。


 ① 中規模救急病院

  中規模ですから,200床前後の病院です。

  あらかじめ指定されています。

   
 ② 病院群輪番制

  救急指定病院が,救急患者のたらい回しをしないようにするため,当番病院を定めて休日,夜間の救急医療に当たる方式です。

 ③ センター方式/共同利用型病院

  中核となる救急指定病院に当番で他の病院や開業している医師が集まり,休日や夜間の救急医療に当たる方式です。

 ④ 小児救急医療支援事業

  小児科を標榜する病院が輪番制方式により,休日・夜間の小児救急患者を受け入れる体制を整備している場合に,当番日の病院に対して,小児救急医療に必要な医師,看護師等の医療従事者の配置に必要な経費を助成することです。

  財政面の支援ですね。

 ⑤ 小児救急医療拠点病院

  一つの二次医療圏では小児科医不足から十分な救急体制が作れない場合に,複数の二次医療圏を対象に,24時間365日の小児救急医療と医師の研修を行う病院をいいます。

  あらかじめ指定されています。
  
  
 ⑥ 地域周産期母子医療センター

  周産期(出産の前後)を対象とした医療施設で,産科と新生児科の両方が組み合わされた施設を指します。
  
  特殊施設の規模によって「総合」と「地域」に分けられます。

  地域周産期母子医療センターの方が基準を満たしていないとされます。


(3) 三次救急医療

 二次救急医療では対応できない複数診療科にわたる特に高度な処置が必要,または重篤な患者への対応機関です。

 心筋梗塞や多発外傷(交通事故),重症熱傷などの対応します。

 ① 救命救急センター

  救命救急センターは,急性心筋梗塞,脳卒中,頭部外傷など,二次救急で対応できない複数診療科領域の重篤な患者に対し高度な医療技術を提供する三次救急医療機関となります。

  人口100万人あたり最低一か所の割合で設置されています。


 ② 高度救命救急センター

  高度救命救急センターは,救命救急センターのうち特に高度な診療機能を提供するものとして厚生労働大臣が定めるものです。

  広範囲熱傷や指肢切断,急性中毒等の特殊疾病患者に対する救急医療が提供されます。

 ③ 新型救命救急センター

  新型救命救急センターは,救命救急センターより小規模で既存のセンターを補完するものをいいます。

 ④ 総合周産期母子医療センター

  周産期(出産の前後)を対象とした医療施設で,産科と新生児科の両方が組み合わされた施設で,特殊施設のより充実した方をさします。

  こちらの問題は,内容よりも組合せが出やすいところです。

  そちらに注意しましょう。

  もう一つ,語呂合わせです。

4-14.jpg


  看護学校でも言ったのですが,ここは語呂合わせで覚えるのが早そうです。

  初期救急医療と三次救急医療の語呂合わせがあります(作りました)。

  そうすると,それ以外は二次救急医療と理解すればいいですね。

  分かりましたか?



最後は過去問です。

問題34 救急医療体制の組合せで正しいのはどれか。(99回)

1 在宅当番医制      - 二次救急
2 病院群輪番制      - 三次救急
3 救命救急センター    - 二次救急
4 休日夜間急患センター - 初期救急


以上です。

今回も長かったね。

みなさん,お疲れさまでした。

次回は母子保健を予定しています。



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それじゃ、また。



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