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内分泌 その10 副腎皮質

 みなさん,こんにちは。
はじめに前回の解答・解説です。

1 インスリンはランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。
です。

2 グルカゴンはランゲルハンス島のα細胞から分泌されます。
です。

3 メラトニンは松果体から分泌されます。
×ですね。

4 ソマトスタチンはランゲルハンス島のδ細胞から分泌されます。
です。

5 インスリンはランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。
α細胞じゃないね。
×です。

さて,今日のテーマは副腎皮質です。
ここは疾患も多いので注意です。


8 副腎皮質の構造と機能

(1)構造

副腎は腎臓の上部にある内分泌器官です。

下図のように,皮質髄質に分かれています。



副腎皮質は副腎の80%以上を占め,球状帯束状帯網状帯の3層からできています。

それぞれが,異なるホルモンを分泌しています。

① 球状帯

電解質コルチコイドを分泌します。

鉱質コルチコイドとも言います。

作用については機能で説明します。

② 束状帯

糖質コルチコイドを分泌します。

③ 網状帯

性ホルモンを分泌します。

(2)機能

電解質コルチコイドや糖質コルチコイドなどはステロイドホルモンと呼ばれます。

 ステロイドホルモンは,生体のエネルギー利用を助ける方向の作用があります。

例えば,血糖値の上昇水分の保持気分の高揚等の作用を持っています。

ステロイドホルモンが不足すると,全身の倦怠感などが出現します。

副腎皮質から分泌されるホルモンはステロイドホルモンです。

① 電解質コルチコイド鉱質コルチコイド

このホルモンの代表はアルドステロンです。

他には,デオキシコルチコステロンがあります。

アルドステロンは,血圧の下降を刺激として分泌されます。

腎臓の遠位尿細管に働き,ナトリウムの再吸収カリウムの排泄に働きます。

 アルドステロンはナトリウムの再吸収とカリウムの排泄作用があります。

このあたりは,腎臓の機能のところでもう一度詳しくやります。

ナトリウムの再吸収に伴って,水も再吸収されます。

ナトリウムは水分を引きつけける力があります。

 そのため,ナトリウムの量が体液量を決めることになります。

ナトリウムに引かれて,水分が尿細管から入って行き体液が保持されます。

体液量が増えたので結果として血圧が上昇します。

ナトリウムの再吸収 ⇒ 水の再吸収 ⇒ 体液の保持 ⇒ 血圧上昇です。

② 糖質コルチコイド

糖質コルチコイドには,コルチゾールコルチゾンなどがあります。

これらは肝臓での糖新生を促進させ,血糖値の上昇に働きます。

糖新生とは,糖質以外の物質からグルコースを生産することです。

糖質コルチコイドは血糖値を上げるということです

その他,抗炎症作用(炎症を抑える働き)や利尿作用(尿量を増やし,体の余分な水分を排出する作用)などもあります。

それ以外に,中枢神経に働いて気分を高揚させる働きもあります。

詳細は疾患のところでやります。

③ 性ホルモン

網状帯からは副腎アンドロゲンが産生されます。

副腎アンドロゲンのデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は活性が弱く,テストステロンに変換されてから男性ホルモン作用を発揮します。

女性では副腎が男性ホルモンを産生する唯一の場所になります。

 副腎アンドロゲンは男性ホルモン作用を発揮します

 男性ホルモンは第二次性徴を発現させます。

 具体的には,声変わり,男性器の形成と発達,体毛の増加,筋肉の増加,性欲の亢進などです。

そのため過剰分泌となると,更年期の女性では,ひげや変声などを生じます。

(3)過去問

それじゃ,いつものように過去問です。

1 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は副腎皮質の束状帯を刺激し,糖質コルチコイドを分泌させる作用がある。

2 副腎皮質から分泌されるアンジオテンシンはカリウムの再吸収を促進する。

3 アルドステロンは代謝を促進するホルモンである。

4 血糖値の上昇によって糖質コルチコイドの分泌が促進される。

5 コルチコステロイドの分泌刺激因子は副腎皮質刺激ホルモンである。


解答解説は次回にやります。

それじゃ,お疲れさまでした。



音声動画はyou tubeにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=v7hwMNNTsSA

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テーマ : 医療従事者になるための勉強
ジャンル : 学校・教育

試験はどうでした?


みなさん,こんにちは。

今朝はいい天気になりました。

私も午前中に行くところがあって,用件を済ませてきたところです。

ところで,今日はある看護学校で単位認定試験が行われたはずです。

結果はいかがでしたか?

うまくいったでしょうか。

たぶん大丈夫ですね。

とても優秀なみなさん方でしたから。

そうそう,こちらの学校には1月にもう一度伺います。

3年生の補講授業です。

チャンスがあったら,またお会いしましょう。

内分泌 その9 膵島

 皆さん,こんにちは。

今日は曇っています。

今週は曇りが多いようです。

さて,今日は膵島,ランゲルハンス島からです。

でも,その前に前回の問題の解答・解説ですね。

1 パラソルモンは副甲状腺から分泌されるホルモンです。
下垂体前葉ホルモンではありません。
×ですね。

2 副甲状腺ホルモンはパラソルモンですね。
パラソルモンは血中のカルシウム濃度を上昇させる働きがあります。
すでに血中の濃度が上昇しているときは働きません。
逆に下げようとするはずです。

どうしてかって?
ホルモンは身体を一定の状態に保つためにあるんでしょ。
だから。

血中濃度が上昇しているときは,逆のカルシトニンが働きます。
甲状腺ホルモンですね。
ということで,×です。

3 プロラクチンは下垂体前葉から分泌されます。
副甲状腺から分泌されるのはパラソルモンです。
×です。

4 カルシトニンは甲状腺から分泌されるホルモンです。
上皮小体(副甲状腺)から分泌されるホルモンではありません。
×です。

5 副甲状腺ホルモンはパラソルモンです。
パラソルモンは血中のカルシウム濃度を上昇させる働きがあります。
これを骨吸収というんだね。
です。

それじゃ,ここからランゲルハンス島です。


7 膵島(すいとう)(ランゲルハンス島)の構造と機能

(1)構造

膵臓はアミラーゼなどの消化酵素を分泌する外分泌細胞とインスリンやグルカゴンなどを分泌する内分泌細胞の2種類からできています。

膵臓は90%以上が外分泌細胞でできていますが,残りは内分泌細胞です。

この内分泌細胞は,塊となって外分泌細胞の中に島のように点々と散らばって存在しています。

そのため,膵臓の中の島という意味で「膵島」という名前がついています。

また,発見者の名前をとってランゲルハンス島とも言います。

下の図は膵臓とランゲルハンス島の図になります。
2-26.jpg

オレンジ色の部分が膵臓です。

そして,膵臓の中にランゲルハンス島があります。

色の濃い部分が外分泌腺です。

そして,薄い紫の部分がランゲルハンス島です。



ランゲルハンス島の腺細胞はA(α)細胞,B(β)細胞,D(δ)細胞などでできています。

腺細胞とは分泌機能を有する細胞のことです。

A(α)細胞からはグルカゴンが分泌されます。

B(β)細胞からはインスリンが分泌されます。

D(δ)細胞からはソマトスタチンが分泌されます。

それぞれの内容は機能でやります。

(2)機能

ランゲルハンス島からは,①グルカゴン,②インスリン,③ソマトスタチン,膵ポリペプチドなどが分泌されます。

① インスリン

インスリンは,血液中のグルコース,脂肪酸,アミノ酸をグリコーゲン,脂肪,たんぱく質の合成を促進します。
炭水化物の代謝・たんぱく質の代謝・グリコーゲンの合成・脂肪の合成などです。

特に,グルコースの取り込みの促進により血糖値を下げる機能があります。

血糖値を下げるホルモンはインスリンだけです。

グルコースとはブドウ糖のことです。

つまり血液検査の血糖のことです。

グリコーゲンは,肝臓や筋肉に保存しておくための物質です。

分子的には,グルコース(ブドウ糖)がたくさん繋がった構造をしています。


さて,ここから分かるのはインスリンは血糖値を下げて脂肪(中性脂肪)を作るということです。

痩せたい人は血糖値・グルコースを下げる必要があります。

血糖値が下がらなければ脂肪も減りません。

お腹のブヨブヨ,腕のブヨブヨは,もう一つお尻のブヨブヨは血糖値の高さが原因です(笑)。

ほら,振ってみて(笑)。


② グルカゴン

グルカゴンは,肝臓のグリコーゲンをグルコースとして血液に放出します。

グルカゴンは血糖値を上昇させる作用があります。

ただし,インスリンの作用もあるため,グルカゴンはインスリンと共同的に働いているといえます。

その他,血糖値を上げるホルモンには,アドレナリン,サイロキシン,糖質コルチコイド,成長ホルモンなどがあります。

③ ソマトスタチン

ソマトスタチンは,成長ホルモン抑制ホルモンと同じ物質です。

そのため,成長ホルモンを抑制したり,インスリン,グルカゴンの産生・分泌を抑制します。

その他,セクレチン,ガストリンの分泌なども抑制します。

(3)過去問

最後は過去問です。

ええと,糖尿病は代謝のところでやります。

糖の代謝異常というところです。

ですから,しばらくお待ちください。

1 インスリンは膵ホルモンである。

2 グルカゴンは膵ホルモンである。

3 メラトニンは膵ホルモンである。

4 ソマトスタチンは膵ホルモンである。

5 インスリンは膵臓α細胞から分泌される。

解答・解説は次回です。

それでは,お疲れ様でした。



音声動画はyou tubeにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=3ZLjbLsiXbk

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嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

内分泌その8に更新しました。

今月中には終わりそうです。

今日は外国人候補生のレジュメを作り送りました。
そうです。
皆さん方のライバルになるかもしれない外国人の受験生です。

まだまだ難しいとは思いますが,少しずつ増えていきそうです。
来月講座があります。

厚生労働省の外郭団体の依頼で,新宿セミナーが仲介をしています。


さて,今日は「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を見ました。
さっきまで見ていたんですが,ちょっと泣けました。
しんちゃんの映画は泣けるね。

これって,草薙君と新垣結衣ちゃんの主演で実写になったものだよね。

映画は良くできていました。

ちょうど来週,春日部に行きます。
あのあたりも,だいぶ開発が進み住宅が増えています。
少し離れないと田んぼも畑もありません。

大きな神社があり,確か春日部八幡神社だったかな。
その近くへ行きます。

更新しました

 ブログを更新しました。

 これからは,更新するたびにテンプレートも変更していきます。
 すぐに分かるでしょ。

 それから,既存の記事を一部修正しました。
 分かりにくい表現を改めました。

 分かりにくいところは順次修正していきます。
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