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看護学校にて

みなさん,こんにちは。

相変わらず寒いですが,今日は千葉にある看護学校に補講授業に伺いました。
ちょうど看護師の国家試験前ですので,そのための補講授業です。

その際,担当の先生とお話しをしていると最近の虐待の話が出ました。
話し自体は,今度の国試では何が出そうかという話しです。

その時に,いくつか出そうなものを挙げました。
その一つが虐待です。

マスコミでも取り上げられているし,かなり話題性があります。
ここ数年,出ているので今年も可能性が高いという話です。

その時に,「高等生物で虐待をするのは人間だけだ
という話がありました。

全くその通りですね。
虐待の話が出ると,なぜ虐待するのか。
目的は何?
いろいろ疑問はあります。

しかし,重要なのは,そのあとの始末です。
被害者をどうするのか。
加害者はどうするのかです。

マスコミでは加害者の裁判の模様などが採りあげられますが,それよりも加害者の治療の方が重要ではないでしょうか。
裁判で罪を問うよりも,加害者の治療です。

加害者自身も病気と考えるべきです。
心の病気です。
ですから治療が必要なんです。

心が元に戻れば虐待も起きなくなる可能性があります。

他の動物は虐待なんてしません。
親は子どもを死ぬまで守ります。

虐待は淋し過ぎる話です。


さて,そのあとは皆さんの合格祈願に行きました。
帰る途中に門前仲町があります。
深川不動富岡八幡宮です。

こちらは,隣り合って建っています。

日本人は神も仏も一緒だと考えているのですね。
まさしく神仏習合です。

1003.jpg
1002.jpg

神様と仏様に合格祈願しましたから合格です。

皆さん,楽しんで受験してください。
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内分泌 その15 腎臓

みなさん,こんにちは。

いつまで寒いんだろう。

寒いのは嫌いです。

暑いのも嫌いです(笑)。

まずは,前回の過去問の解答・解説です。

1 その通りですね。
です。

2 糖質コルチコイドは,副腎皮質で生成されます。
×です。

3 アルドステロンは,副腎皮質から分泌されます。
×です。

4 カテコールアミンのうちアドレナリンは,代謝亢進の機能があります。
です。

5 カテコールアミンのうちノルアドレナリンは,血管収縮作用があります。
その結果,血圧を上昇させることができます。
血圧が低下すればノルアドレナリンが分泌されます。
です。


11 腎臓

(1)構造

構造については,腎・泌尿器でやります。

下図で位置を確認してください。

紫色の部分が腎臓です。

左右にそれぞれあリます。

左腎(さじん)の方がやや上にあります。

右腎(うじん)は上方に肝臓があるため左腎より低い位置になります。



(2)機能

腎臓はホルモンによる調節受けていますが,腎臓自体も数種のホルモンを分泌しています。

レニン・エリスロポエチン・ビタミンDの活性化です。

① レニン

レニンは腎臓の血流量が低下すると腎臓(糸球体)から血中に分泌されます。

レニンは血液中のアンジオシノーゲンをアンジオテンシンⅠ(AⅠ)に変換します。

アンジオテンシンⅠは,さらに血液中のアンジオテンシン酵素(ACE)によってアンジオテンシンⅡに変換されます。

アンジオテンシンⅡは,副腎皮質球状帯に作用してアルドステロンの分泌を促進します。

アルドステロンはナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を行う機能を持っていますね。

すると,ナトリウムの再吸収によってナトリウム量は増加します。

ナトリウムが増えると水分・体液量も増えます。

ここ忘れないでね。

ナトリウムは水分を引っ張ります。

ナトリウムが増えると水分が増えて,その結果,体液量も増えるんです。


ナトリウムの増加は血漿(血液の)浸透圧を上昇させます。

血漿(血液の)浸透圧が上昇すると,脳下垂体に作用してバソプレシンの分泌を促進します。

バソプレシン(ADH)は抗利尿ホルモンで水の再吸収を行います。

つまり水分量が増えると言うことになります。

ナトリウムが増えて水分量も増えたんだね。

結果として体液量の増加となり,血圧が上昇します。


腎血流量の低下 ⇒ レニン分泌 ⇒ アンジオテンシンⅠ ⇒ アンジオテンシンⅡ

⇒ アルドステロン分泌 ⇒ ナトリウムの増加 ⇒ 血漿(血液の)浸透圧の上昇 ⇒ バソプレシンの分泌

⇒ 水の再吸収 = 体液量の増加 ⇒ 血圧上昇
 

レニンは,このように体液量が増加して血圧上昇の働きを示すこととなります。

 レニンは回り回って血圧上昇の作用があります。


いい,レニンは血圧を上昇させるんだ!


レニンから始まるホルモン連鎖をレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系といいます。




ここで,少し浸透圧について説明します。

血管の細胞膜は半透膜で出来ています。

半透膜というのは,一定の大きさの分子またはイオンのみを通す膜のことをいいます。

通すことを「透過」といいます。

血管の細胞膜は水の分子は透過させますが,ナトリウムイオンは透過させません。

ナトリウムイオンは,細胞膜を透過するには少し大きいんだ。

そのため血液中のナトリウムイオン濃度が高くなると,それを一定の濃度に(薄く)しようと水分が血液の中に拡散して(広がって)いきます。

濃度の高いほうから低いほうに移ることを「ルシャトリエの原理」といいます。

高校の化学あるいは物理でやったでしょうか?

やってなくても,ここで理解してね。


このときに血管の細胞膜に浸透圧がかかります。

濃度を一定にするために水を引き込もうとする力を浸透圧といいます。

ですからこのときには,血管の細胞膜に浸透圧がかかるわけです。
2-102.jpg
先ほど,「ナトリウムは水分を引っ張る」といったのは,このことです。

皆さんも,ショッパイものを食べると水が欲しくなりますよね。

ショッパイものというのは塩分・塩ですね。

塩分はNaClです。

このNaがナトリウムです。


これは,「水分がほしい」という要求を脳が出しているんだ。


つまりナトリウムによって血管の細胞膜に浸透圧がかかることになります。

すると,血液の中に水分が入るので体液が増加します。

体液が増えるとそれ(体液)を押すために血圧が上昇するんだ。


風が吹くと桶屋が儲かる,みたいな話だね(笑)。

ナトリウムが増えると血圧が上昇することになります。

ナトリウム増加 ⇒ 血圧上昇


塩分控えめが望ましいんだね(笑)。


日本人の食事摂取基準(2010)では

男性は9g未満/1日

女性は7.5g未満/1日

としています。

現在の日本人の塩分摂取量は11g~12g/1日ぐらいです。

ちょっと多いね。

ちなみに日本高血圧学会は,1日あたりの塩分量を6g未満が望ましいとしています(2009)。



② エリスロポエチン

エリスロポエチンは赤血球を産生を促進するホルモンです。

血液中の酸素分圧によって調整されています。

低酸素が分泌刺激となり産生増加となります。

エリスロポエチンは骨髄に作用し,赤血球生成を促進します。

慢性腎不全による貧血は,エリスロポエチンの生成不良が原因の一つと考えられています。

これを腎性貧血といいます。

③ ビタミンDの活性化

ビタミンDは脂溶性のビタミンです。

脂溶性とは水では溶けにくく油には溶けやすいという意味です。

ビタミンDの前駆体(ビタミンDに生成される前の物質)であるプロビタミンDは,紫外線によって皮膚でビタミンDに変換されます。

これが肝臓や腎臓で酸化されて活性型ビタミンDとなります。

活性型ビタミンDは,腸管からのカルシウムとリンの吸収を促進し,血液中のカルシウム濃度を上昇させます。

また,腎臓ではカルシウムとリンの再吸収を促進し,生体カルシウムとリンの維持に寄与しています。

ビタミンDの不足が骨形成に悪影響を及ぼすのは当然ですね。

でも,日光浴不足も活性型ビタミンDが不足して,骨形成に悪影響を及ぼします。

幼児期には,くる病を引き起こします。

くる病(骨軟化症)は,骨が柔らかくなり,骨の石灰化に障害がある病気です。

(3)過去問

それでは,最後は過去問です。

1 抗利尿ホルモンは腎臓が産生するホルモンである。

2 エリスロポエチンは腎臓が産生するホルモンである。

3 レニンは腎臓が産生するホルモンである。

4 アルドステロンは腎臓が産生するホルモンである。

5 血圧が低下してもレニンの分泌は亢進しない。

解答・解説は次回です。

それでは,みなさん,お疲れさまでした。


 
音声動画はyou tubeにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=Epgb3kTdH9s

https://www.youtube.com/watch?v=PLmnX4lxo4k

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内分泌 その14 副腎髄質

みなさん,こんにちは。
ちょっと間が空きましたが,内分泌の続きです。
ゴメンね。

前回の問題の解答・解説です。

1 アルドステロンは,鉱質コルチコイドです。
したがって,×です。

2 アルドステロンは,ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を行います。
それを過剰に行うのですから,それに伴って水の再吸収も促進されます。
結果として,循環血流量も増加します。
です。

3 アルドステロンの作用は,ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄です。
カリウムは排泄されます。
×です。

4 クッシング病では,肥満が生じやすいですが,原発性アルドステロン症では見られません。
×です。

5 ナトリウムの再吸収に伴って水分も吸収されます。
その結果,体液量が増加して血圧が上がります。
また,カリウムが排泄されますから,低カリウム血症になります。
です。

今日は副腎髄質からです。

9 副腎髄質の構造と機能

(1)構造

副腎髄質は副腎を構成する一部分になり,副腎皮質に包まれて副腎の内部を構成しています。

下の図の紫の部分が腎臓です。

その上の部分が副腎に当たります。

その内部は副腎皮質と副腎髄質に分かれています。

皮質は腺組織ですが,髄質は神経組織になります。

腺組織は分泌機能を有する組織のことです。

副腎髄質は副腎の約10%占め,赤褐色の柔らかい組織です。

図では黄色くなっていますが,実際は赤褐色です。



(2)機能

副腎髄質は交感神経の一部が独特の変化をしたものです。

もともと神経組織なんですね。

副腎髄質からは,アドレナリンエピネフリンともいう),が分泌されます。

それ以外に交感神経ではドパミンノルアドレナリンノルエピネフリン),が合成されます。

この3つを総称してカテコールアミンといいます。

 これらは,いずれもカテコール核という分子構造を持つ生理活性物質です。

カテコールアミンはカテコラミンともいいます。


脳の視床下部が身体の危機を感知したりする(精神的ストレスあるいは肉体的ストレスが加わる)と交感神経が緊張します。

交感神経が刺激を受けると、チロシンというアミノ酸を共通原材料としてドパミンとノルアドレナリンが交感神経内部で合成されます。

すると,それが副腎に伝わり(ドパミンとノルアドレナリンは神経伝達物質です),副腎髄質でアドレナリンに合成されます。


もう一度言うと、

ドパミンとノルアドレナリンは交感神経内で合成されます。

それが副腎髄質に達してアドレナリンに合成されるのです。

アドレナリンは副腎髄質でしか合成されません。

なぜなら、アドレナリンへの変換に必要な酵素が副腎髄質にしかないからです。


ドパミン ⇒ ノルアドレナリン ⇒ アドレナリン

こんな感じです。

カテコールアミンは血糖値を上げる作用があります。

しかし,アドレナリン,ノルアドレナリンで作用に違いがあります。

アドレナリン

強心作用   心拍数の増加 心拍出量の増大
血糖値の上昇 
代謝亢進

ノルアドレナリン

血管収縮作用  血圧上昇

これを見ると、アドレナリンは心拍数の増加とか心拍出量の増大といった体内を変化させる働きがあります。

アドレナリンは体内用ホルモンですね。

それに対して、ノルアドレナリンは血管を収縮させています。

ノルアドレナリンは交感神経に作用しています。

そういう意味では神経用ホルモンといえますね。

ドパミン

利尿作用   腎動脈拡張による利尿作用

(3)褐色細胞腫

① 概念

副腎髄質あるいは交感神経節にできた腫瘍からカテコールアミンの過剰分泌による疾患

② 症状

症状はカテコールアミンの作用・機能を考えれば分かりやすいね。

まずは,非常に重症の高血圧です。

ノルアドレナリンの働きですね。

このほか頭痛,発汗過多代謝亢進血糖の上昇などです。

アドレナリンの働きです。

さらに,立ちくらみ,速い呼吸,冷たく湿っぽい皮膚,胸や胃の痛み,吐き気,嘔吐,視覚障害,指の刺すような痛み,便秘,奇妙な死の強迫感がみられます。

③ 検査

この病気の人は,高血圧以外の症状が出にくいため,褐色細胞腫が疑われた場合には血液中,尿中のカテコールアミンの濃度を調べます。

発作が出ていないときは,正常値を示す場合がありますので発作直後に測定します。

その後,腫瘍の部位を明らかにするため,CTやMRIあるいはシンチグラフィが行われます。

④ 治療

根本的な治療は,腫瘍の摘出です。

ただし,カテコールアミンンの値が高いままだと危険ですので,正常値に戻してから手術は行われます。


(4)過去問

それでは,最後は過去問です。

1 カテコールアミンは副腎髄質から分泌される。

2 糖質コルチコイドは副腎髄質で生成される。

3 副腎髄質から分泌されるアルドステロンはナトリウムの排泄を促進する。

4 カテコールアミンは代謝を促進するホルモンである。

5 血圧の低下によって副腎髄質ホルモンの分泌が促進される。


解答・解説は次回です。

それでは,お疲れ様でした。



音声動画はyou tubeにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=s1PqlPL2f44

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呼吸器 その2

みなさん,こんにちは。

呼吸器の第2回です。

間がかなり開きましたね(笑)。

3 鼻腔

今日は上気道(じょうきどう)の構造と機能です。

上気道には鼻(び),鼻腔(びくう),咽頭(いんとう),喉頭(こうとう)があります。

(1) 構造

 まずは,鼻腔(びくう)からです。

 鼻は顔の外に見えている外鼻(がいび),鼻の中の空洞である鼻腔(びくう),鼻腔の周囲の顔の骨の中にある空洞(副鼻腔=ふくびくう)の3つからできています。

 鼻は,外鼻孔(がいびこう)によって外界とつながっています。

 外鼻孔のすぐ内側を鼻前庭(びぜんてい)といいます。

 鼻の穴のすぐ内側の皮膚でおおわれている鼻毛の生えている部分のことです。

 この鼻毛によって,吸気の際に空気中の塵を除去します。

 鼻腔を左右に分けている部分を鼻中隔(びちゅうかく)といいます。

 表面は粘膜ですが,内部は軟骨と骨から構成されています。

 この部分が,左右どちらかに曲がってしまうと,強い鼻詰まりやしつこい鼻血の原因になります。

 よくボクシングの試合などで,鼻が折れる(曲がる)というのはこのあたりです。

 曲がると鼻血の原因になります。
3-05.jpg

 鼻腔の外側から飛び出しているひだを鼻甲介(びこうかい)といいます。
  
 表面は粘膜ですが,中は骨でできています。

 上鼻甲介中鼻甲介下鼻甲介の3つがあります。

3-06.jpg


 顔の骨の中にある鼻腔の周囲にひろがる空洞を副鼻腔(ふくびくう)といいます。

 内側は粘膜でおおわれ,鼻腔とは細い通路でつながっています。

 副鼻腔は前頭洞(ぜんとうどう),篩骨洞(しこつどう),上顎洞(じょうがくどう),蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4つで構成されています。

3-08.jpg

(2) 機能

 鼻前庭から鼻腔は粘膜でおおわれています。

 粘膜は分泌液を出しており,吸い込んだ空気中に含まれるごみやほこりを吸着します。(除塵)

 また,鼻腔を通る吸気はわずかの時間で37℃,湿度100%まで加温・加湿されます。

 ごみ,ほこり,細菌,ウィルスが付着した液は,鼻腔の奥に運ばれ(線毛運動),のどから痰(たん)として出たり,食道から胃に入ります。

 鼻中隔の粘膜の下には発達した血管網があり,鼻出血の好発部位となっている。

 ここをキーゼルバッハ部位といいます。

3-13.jpg

  副鼻腔の空洞は,共鳴効果を発揮して声をきれいに響かせる働き(共鳴効果)があります。

 また,副鼻腔の粘膜からも分泌液がでており,空洞内の雑菌や老廃物などを鼻腔内に排出します。

 副鼻腔が炎症を起こすといわゆる蓄のう症(副鼻腔炎)になります。

 鼻粘膜は,呼吸の際に機能しますが,嗅覚に関与する部分があります。

 この部分の粘膜は嗅上皮(きゅうじょうひ)といいます。

 内部に嗅細胞を備えています。

4 咽頭

(1) 構造

 咽頭とは,鼻の一番奥の部分から食道の入り口までをいいます。

 ちょっと細かいですけど,咽頭は上咽頭(じょういんとう),中咽頭(ちゅういんとう),下咽頭(かいんとう)の3つに分けられます。

 看護師の試験には出にくいと思いますが,ちょっと説明をしておきます。

 図をクリックすると大きくなります。

3-1.jpg

① 上咽頭

 鼻の奥とのどの境界付近をさします。

 鼻呼吸の空気の通路になります。

 耳管扁桃(じかんへんとう)や咽頭扁桃(いんとうへんとう)があります。

 扁桃とは,咽頭にある卵状の隆起を言います。

 アーモンドの種子の形に似ているためアーモンドの別称である「扁桃」と名づけられました。

 耳管扁桃は,上図の茶色の部分です。

  咽頭扁桃は,上図の黄緑色の部分です。

 ちなみに,アデノイドというのは,咽頭扁桃という組織の腺様増殖症という意味です。

 しかし,咽頭扁桃のことをアデノイドとも言います。

② 中咽頭

  口を開けたときに見える部分です。

 口蓋扁桃(こうがいへんとう)や舌扁桃(ぜつへんとう=舌根扁桃)があります。

 口蓋扁桃は,上図の赤い色の部分です。

 舌扁桃は,上図の水色の部分です。

 世間で言う「扁桃腺」は,この口蓋扁桃のことです。

  ただ,実際には「腺」はありません。

  腺というのは分泌活動を行う細胞の集まりです。

  口蓋扁桃を扁桃腺と呼ぶのは,通称あるいは一般的な名詞ということになります。


 私にも大きな「扁桃腺」があり,熱を出しやすい体質です。


 ここには口蓋垂(こうがいすい)があります。

 上図の黄色い部分です。

 口蓋垂は,軟口蓋(なんこうがい)の後部にある口蓋帆(こうがいはん)から垂れた部分です。

 一般には,「のどちんこ」とも言われていますね。

③ 下咽頭

 中咽頭の下方から食道の入り口までの間の部分です。

(2) 機能

 上咽頭,中咽頭には,免疫組織である各種の扁桃があり,喉粘膜下にあるリンパ組織とともに有害物質を防いだり,ウィルス,細菌の感染を防いでいます

 咽頭扁桃,耳管扁桃は口蓋扁桃,舌扁桃とともにワルダイエル咽頭輪(扁桃輪)を形成しています。

 ここで,感染を防止しています。

 私は子どもの頃,扁桃腺(口蓋扁桃)が大きいので切ろうかという話が出ていましたが,何か役割があるのだろうということでそのままです。

 これが正しいかどうかは別ですよ(笑)。

 口蓋垂は,飲食物が鼻腔に逆流するのを防いでいます。

 下咽頭は空気を喉頭に導入する通路となり,また発声するとき声帯の働きをたすけて反響器の働きをします。

5 喉頭

(1) 構造

 喉頭は咽頭と気管とをつなぐ気道の一部になります。

 気道は肺に通じる空気の通り道のことです。

 そして,喉頭は発声器官でもあります。

 下図の声帯(せいたい)のある辺りが喉頭になります。

 喉頭は,だいたい喉仏の辺りです。

 声帯の上部には喉頭蓋(こうとうがい)があります。


3-09.jpg

(2) 機能

 喉頭は,発声器官である声門(せいもん)があります。

 声門は前庭ヒダ(ぜんていひだ)・声帯ヒダ(せいたいひだ)によって狭められた部分で,声帯にはさまれた間隙を声門裂(せいもんれつ)といいます。

 声帯は呼吸時には開いています。

 しかし,発声時には閉じています。

 声門を閉じて,その隙間から空気を出すことで声帯を振るわせて音声を発します

呼 吸 時 発 声 時
 声 門 開いている 閉じている


3-11.jpg
3-12.jpg


 物まねの上手い人は,声帯の使い方が上手いんですね。

 喉頭の入り口には喉頭蓋があります。

 喉頭蓋が蓋をすることで誤嚥を防ぎます。

 喉頭蓋が炎症を起こすと急性喉頭蓋炎という窒息の危険を伴う病気になります。

 最後に嚥下です。

 嚥下の際には,口腔相咽頭相食道相の順に食物は流れていきます。

  食物の位置によって3相(口腔相、咽頭相、食道相)に分かれます。

  詳細については消化器でやります。

 黄色の食物が上から下に流れていくのが分かります。
 

 咽頭相の時には,口蓋垂が上がって鼻腔と遮断され,同時に喉頭蓋が下がって気管が閉じられる。

 このようにして誤嚥が防止されます。

3-14.jpg
3-15.jpg
3-16.jpg



ちょっと,長かったですけど上気道はここまでです。

次回は下気道の構造と機能をやります。




 音声・動画はyou tubeにあります。

 https://www.youtube.com/watch?v=-gS0JGfhfGQ

 https://www.youtube.com/watch?v=eCcEYs8Dpak

 https://www.youtube.com/watch?v=ju1w3Bd1r-o

 ツイッターは zackzack1224 です。

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  お疲れさまでした。

あけましておめでとう

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

新年最初は,ジェンガです。
昨年,長女が買ってきました。

110103

罰ゲームなどを決めてやりました。
そうなると真剣でしょ。

このときに,気がついたことがあります。

長女が堅実にブロックを抜いていきます。
荒波を立てずに,堅実に行く。

でも,それってつまらないでしょ?!
そう,思った人いるよね。

逆に,それって正解って思った人もいるでしょ。
堅実がいいんだってね。

ここだよね。
その人の性格が現れるのは。

社会に出てから,この辺は出やすいんじゃないかな。
学生の間は出にくいはずです。

みなさんはどっちですか?

私は「‥‥‥。」です。
見た目通りと言われそうです。

家では言われています(笑)。



それから,次回の更新からは呼吸器をやります(予定)。
途中,内分泌の残っているところもやります。

感染症はそのあとになりそうです(予定)。
たぶん。

それじゃ,今年もよろしくね。
プロフィール

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