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社会保険 医療2

みなさん,こんにちは。

天気はいいけど寒いですね。

試験は近いし,眠れない人もいることでしょう。

でも,受験のときは自信を持って受験してくださいね。

そういうことが試験では重要です。

強気というのが重要なんですよ!


明日(2/19)は,やるだけやりましょうね。

気持ちをしっかり持ってね。

テンパッても,はじめの30分で落ち着くから大丈夫です。



さて,またまた映画を見ました。

最近はよく見ています。

「ステイ・フレンズ」という映画です。

なんか久しぶりにラブコメを見ました。

見たいと思っていながら見ていなかったようです(笑)。

恋愛感情なしのセフレという関係から本当の愛に変わっていくというものです。

他のラブコメと違うのは,劇中の台詞がストレートだということです。

テンポも悪くない,NYからLA,そしてNYへと移っていきます。

同じく国でありながら,時差が5時間もある。

すごいですね。



つきあっていたら,好きになるよね!?

Hだってしているんだし。

人間,情もわくでしょ。

その情が友情なのか,愛情なのか。

いろいろですよね。




さて,本日のテーマは前回に続いて医療保険です。

その前に,過去問の解答・解説ですね。

問題1 国民医療費の問題ですね。
この問題は,できそうで,できないかもしれませんね。

1 国民医療費は現在34兆円です。
 そこから想像すると20兆円はないね。
 ×です。

2 医療費の財源です。
 公費負担いわゆる税金と保険料となりますが,保険料の方がやや多いです。
 医療保険の財源で話しますね。
 ×です。

3 歯医者さん,多いですね。
 コンビニよりも多いそうです。
 約6万ヶ所あるそうです。
 
 でも薬局の方がさらに多いね。
 ということで薬剤調剤の方が大きいとなります。
 ×です。

4 国民所得は分かりますか?
 よくGDPで表せれます。
 国内総生産です。

 日本場合は約500兆円です。
 それがほとんど変わらないままになっています。

 それに対して国民医療費は増えることはあっても減ることはないという状態です。
 右肩上がりの状態です。

 ということで,です。
 これが正解です。

 この問題の難しいところは,国民所得の概念が分かるかということです。
 分からないと他の選択肢にいく可能性が大きいね。
 ちょっと,難問かも。

問題31 被用者保険の問題です。
 被用者保険とは雇われている人が入る保険ですね。

 そうすると,1,3,4は雇われている人が入りますね。

 国民健康保険は自営業の人が入る保険でしたね。

 彼らは雇われていませんね。

 したがって,2が正解です。

問題1 医療保険はどれかですね。

1 介護保険です。

2 雇用保険です。

3 医療保険です。
 これが正解です。

4 年金保険です。

この問題は簡単です。



さて,ここからが前回の続きです。

(3) 制度の概要

 医療保険はどのような制度になっているか,その仕組みです。

 ① 健康保険 被用者保険

  まず健康保険の仕組みです。
 
  別な言い方だと被用者保険です。


  保険には保険者と被保険者がいます。
 
 ア 保険者

  保険者はサービスを提供する者です。

  医療サービスを提供している人です。

  医師ではありません(笑)。

  確かに医師が提供していますが,ここの問題では誰が医療費を払っているか,ということが問題です。

  これは各保険組合となります。

  「協会けんぽ」だとか組合健保などです。

  あるいは共済組合などです。

 イ 被保険者

  被保険者はサービスの提供を受けるものです。

  これは被用者になります。

  つまり,雇われている人です。

  従業員と言った方がいいかな。

  例えば,「常時5人以上の従業員を使用する事業所に雇用されている従業員」なんていうのが昔の試験で出題されていました。

  でも,最近の試験では全然でなくなっています。

  覚えなくても大丈夫です(笑)。


  それから被用者の被扶養者も被保険者になります。

  被用者によって生計を維持されているものです。

  例えば,配偶者や子ども,あるいは直系尊属,孫なのです。

  自分の奥さんや子ども,あるいは自分の親,さらには孫なども入ります。

 ウ 財源

  それじゃ,そのお金の出所はどこか。

  財源です。

  これは健康保険加入者が払う保険料がまず挙げられます。

  ただ,それだけでは足りないので国庫負担があります。

  つまり税金で賄われています。

  国庫負担の方がやや少なく46.6%となっています。

  ただし,現状は変わったかもしれません。

  でも,保険料だけで賄われている訳ではないということを理解していれば十分です。

 ② 国民健康保険

  次は国民健康保険です。

 ア 保険者

  同じくサービスを提供する者ですね。

  もちろんお金を出すところですよ(笑)。

  これは,市町村特別区,そして国民健康保険組合です。

  地域保険ですから市町村や特別区となります。

  特別区は分かりますか?

  これは東京23区のことです。

  間違えないでね。

  政令指定都市(横浜市,川崎市,千葉市,さいたま市など)にある行政区とは別物です。

  あれは行政上の区分であって特別区とは別物になります。


  ところで,小さな自治体などの場合(村や町など),財政的基盤が弱いので(お金がないので)いくつかの自治体が集まって組合を作ります。

  一緒に国民健康保険をやりましょうという話です。

  これが国民健康保険組合です。

 イ 被保険者

  被保険者は自営業者の方や無職の人たちとなります。

  もちろん,その人たちの被扶養者も入ります。

  配偶者(奥さんや夫)直系尊属(おじいちゃん,おばあちゃん),子どもや孫なのです。

 ウ 財源

  これも,健康保険とほぼ同じです。

  国民健康保険加入の払う保険料と税金になります。

 ③ 後期高齢者医療制度

  最後は後期高齢者医療制度です。

  この制度は老人保健法の改正によって2008年4月から始まった制度です。

 ア 保険者

  まず保険者ですね。

  都道府県を単位とする広域連合です。

  広域連合は,行政サービスの一部を共同で行うことを目的として設置する組織です。

  この場合は,高齢者医療を共同で行うための組織となります。

 イ 被保険者

  被保険者は75歳以上の高齢者

  あるいは65歳以上で広域連合から障害認定を受けた者となります。

  試験では75歳以上の高齢者と覚えておけば大丈夫です。

 ウ 財源

  最後は財源です。

  まず,半分(5割)を公費で賄います。

  税金です。

  そして4割を現役世代が加入する医療保険で負担します。

  最後の1割を高齢者の保険料としています。

ここで,過去問を一つやりましょう。

問題85 国民健康保険の保険者はどれか。2つ選べ(100回)。

1 国
2 市町村
3 都道府県
4 共済組合
5 国民健康保険組合

これよく出る問題です。

今年も出るよ。

さて,今回はここまでです。


明日は朗報を待っています。
  


 それから、お知らせです。

 ツイッターを始めました。

 ブログが更新されると、ツイートされます。

 IDは zackzack1224 です。

 よかったら、フォローしてください。

 それじゃ、また。





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社会保険 医療1

皆さん,こんにちは。

試験が近くなっていますね。

ドキドキですか?

眠れませんか?

あるいはイライラでしょうか?

そんな皆さんを横目で見ながら,最近は映画をよく見ています。

2011.11.19に見たのが,「これでいいのだ」です。

赤塚富士夫という漫画家と編集者の成長物語かな。

赤塚富士夫といったら,わたしが子どもの頃は大人気でした。

この人のお話です。


人間一人の才能なんてたいしたことない,それを引き出すのが編集者だ

この台詞がいいですね。

彼(赤塚)は,遊びながらネタを拾っていたんですね。

私も遊びながらネタを拾いたいです(笑)。

もっとも,そうも行かないのが人生でしょうか!

私にも,そういう才能が欲しいです(笑)。

...................................................................................

さて,今日のテーマは社会保険です。

その中の医療保険となります。

ここは量が多いです。

長くなるので2回ぐらいに分けますね。


2 医療保険

(1) 意 義

 まず,医療保険とは何かですね。

 医療保険は,病気や怪我をした時に安心して医療が受けられるように医療を給付(サービス)し,生活費を保険する制度です。

 人間,病気や怪我をしない人はいません。

 そのために事前に準備をして備えておくのが医療保険です。

 特に子どもは,しょちゅう病気をしています。

 病気に罹らない子どもなんていません。

 お子さんがいらっしゃる方は,よく分かると思います。

 うちの子供も,学校に入る前はしょちゅう病院に通っていましたね。

 学校に入ってからもあまり変わらないかな(笑)。

 その為の保険が医療保険です。

 この医療保険には,現物給付方式償還払い方式があります。

 ① 現物給付方式

  現物給付方式は,医療やサービスそれ自体を給付する方法です。

  例えば,病院に行くと医師が診察してくれて治療あるいは薬をくれるよね。

  医療サービスそのものが提供されるでしょ。

  これを現物給付方式といいます。

  日本は原則として,この方式をとっています。

 ② 償還払い方式

  償還払い方式は,いったん患者が全額負担して,その後に保険給付の範囲内でお金が戻ってくるという方法です。

  日本では,この方法が一部採用されています。

  あとで説明しますね。

 ③ 国民医療費

  ところで,日本の医療費はどのぐらい罹っていますか?

  ご存知でしょうか?


  約34兆8千億円ぐらいです(平成20年)。


  自動車産業が43兆円,パチンコが23兆円です。

  パチンコは一時30兆円あったのですが,最近は伸び悩みですね。

  それでも,すごいですね。

  近くのパチンコ屋を見ても,いつも一杯ですからね。
 

  国民一人当たり約27万円です。

  高齢者(65歳以上)だけを見ると一人当たり約66万円ぐらいになります。

  これもすごいですね。

  高齢者の皆さん方の医療費は,一般国民の皆さんより倍以上罹っていますね。

  65歳未満の方の一人当たりの医療費は約16万円ぐらいです。

  それとの比較で言うと4倍ぐらいになります。

  まあ,当然といえば当然ですね。

  長いこと身体を使ってきた訳ですから,どこか悪くなりますよね。

  機械だったら,その部分の部品を交換すればいいんでしょうけど,人間はそうは行かないよね。

  もっとも,将来はそういうことも考えているんだよね。

  再生医療なんていうのは,そういうことなんだよね。

  私のひ孫の時代でしょうか(笑)。

じゃあ,ちょっとここで過去問です。

問題1 平成16年度の国民医療費で正しいのはどれか。

1 総額は約20兆円である

2 財源の約半分は公費で賄われている

3 内訳は歯科診療が薬剤調剤を上回っている

4 前年比で国民所得の増加率を上回っている


(2) 種 類

 それじゃ,次ですね。

 医療保険の種類です。

 医療保険には,被用者が入る健康保険公務員・教員が入る共済組合それらに該当しない人が入る国民健康保険があります。

 高齢者については後期高齢者医療制度があります。

 まず,被用者保険ですね。

 被用者保険というのは,雇われている人が入る保険です。

 会社員やサラリーマンと言われている人が被用者です。

 公務員も国や地方自治体に雇われていますから被用者になりますね。

 この人たちが加入するのが被用者保険です。


 それ以外の人が入るのが国民健康保険です。

 それ以外ですから,自営業や無職の人ですね。

 自営業というのは,具体的には農業や漁業あるいは林業といった職種の人や自分で店などを構えている人です。

 いわゆる商店主などです。

 この人たちが入るのが国民健康保険です。

 まとめると

 ① 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)
 ② 組合管掌健康保険(組合健保)
 ③ 船員保険
 ④ 国家公務員共済組合
 ⑤ 地方公務員共済組合
 ⑥ 日本私立学校振興共済事業団


 などが被用者保険です。

 ①の全国健康保険協会管掌健康保険は以前は政府管掌健康保険といっていました。

 それが2008年に全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)に組織変更しました。

 いわゆる中小企業の皆さん方の健康保険となります。

 逆に大手企業は②の組合管掌健康保険(組合健保)となります。

 ここまでが被用者保険です。

 職種によって保険が異なるので職域保険とも言います。

 ⑦ 国民健康保険

 自営業の皆さん方が加入するのが国民健康保険です。

 国民健康保険はその地域の居住していれば入れるので地域保険とも呼ばれます。

 もちろん会社員や公務員は被用者保険(健康保険)に入っていますので入れませんよ。

 被用者保険に入っていない人が加入します。

 ⑧ 後期高齢者医療制度

 75歳以上の高齢者と65歳以上75歳未満の障害者が加入するのが後期高齢者医療制度です。

 詳細はあとでお話しますね。

それじゃ,またまた過去問です。

問題31 被用者保険でないのはどれか(96回)。

1 船員保険
2 国民健康保険
3 政府管掌健康保険
4 組合管掌健康保険

問題1 医療保険はどれか(93回)。

1 介護保険
2 雇用保険
3 国民健康保険
4 厚生年金保険

 今回はここまでにしますね。

 次回は制度の概要です。

 皆さん,どうもお疲れさまでした。




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社会保険 年金

皆さん,こんにちは。

相変わらず寒いです。

でも,洗濯物はよく乾きます。

空気が乾燥しているからですね。

でも,手が冷たいね。


ところで,もう直ぐ看護師の国家試験(2/19)です。

同じく准看護師の試験も始まります。

確か2/15日が東北地方の試験日です。

2/19が東京,関東の試験日です。

2/19は正看と准看のどちらも試験となります。

東京では立教大学と東京農業大学で正看の試験が行われます。

同じく東京の目白大学で准看の試験が行われます。

埼玉では獨協大学でしたね。



こんな時に何ですが,みなさん方の志望理由は何でしょうか?

学生に聞いてみると,家族が病気になった時に親切にしてもらったとか。

自分が病気になった時に親切にしてもらった,という答えが多いです。


これって,マニュアルでもあるのでしょうか??

聞かれたら,こうやって答えようというやつです?!

もしそうなら,笑ってしまいますね。

そんな答えなんて,つまらないです。

実際はどうなのでしょうか?

私は,正看にも学校も,准看にも学校も教えに行きます。

試験に対するモチベーションでは准看の学生の方が高いですね。

「何としても合格するんだ」という姿勢が見えてきます。

当然,それは受講態度にも表れてきます。

准看の方が積極的な学生が多いのが特徴です。

やはり生活が掛かっているのかな??

一般的に,准看の学生は看護助手として働きながら学校に通っている人が多いです。

そうすると,生活が掛かっていますから必死です。

もちろん,仕事をしていますから授業中に寝てしまう学生もいます。

それでも,やる気は十分です。

それは試験の結果に表れます。


それはそれとして,本当の志望動機はどうなのか!

それは知りたいところです!!

.....................................................................................


さて,今日のテーマは社会保険です。

 社会保険

 社会保険は,共同体(社会)でお金を集めて,いざという時に備えることですね。

1 年金保険

 まずは年金保険からです。

(1) 意 義

  そもそも年金とは何かからですね。

  これは前回説明したように,退職後(老齢)や身体障害あるいは死亡などを原因とする生活困難に対する所得保障の制度です。

  年金という形で所得を保障しているのです。

  これには国民年金法と厚生年金保険法があります。

  厚生年金法は昭和16年に制定され,昭和29年に改定されたものが基になっています。

  厚生年金に加入する人達は,会社員の皆さんです。

  いわゆるサラリーマンが加入するものです。


  それに対して国民年金法は,会社員や公務員ではなく自営業の皆さん方が加入する保険です。

  それまでは,会社員や公務員にしか年金はなかったのですが,この国民年金法によって自営業者の皆さんも年金が受取れるようになりました。

  この国民年金法の保険料の徴収が昭和36年に始まり,このときを以って「国民皆年金」と言われるようになりました。

  ちなみに,同じく昭和36年から国民健康保険事業が始まり「国民皆保険」と言われるようになりました。

  時を同じくして国民皆年金,国民皆保険が始まったわけです。

(2) 制 度

  この年金制度の特徴は4つほどあります。

 ① 国民皆年金
  
  まずは前述した,すべての国民を対象とした国民皆年金だということです。

 ② 基礎年金と上乗せ部分

  年金には基礎年金と上乗せ部分があります。

  基礎年金は共通ですか,厚生年金,共済年金には上乗せ部分があります。

  報酬比例年金とか職域加算と呼ばれるものです。

 ③ 物価スライド方式

  物価を考慮した年金が終身にわたり支給されます。

 ④ 段階保険料方式

  最低でも5年に1回程度は見直して保険料水準を見直します。

(3) 保険者 被保険者

 保険者とはサービスを提供する者を指します。

 つまりお金を払う人ですね。

 被保険者とはサービスを受ける者です。

 この場合は年金を受取る人です。

 ① 保険者

  保険者はいずれも政府となります。

  国民年金,厚生年金ともに政府が保険者です。

 ② 被保険者

  会社員や公務員あるいは自営業者の人です。

 
 さて,ここまで書きましたが,試験にはほとんど出題されていません。

 古い問題に,いつから国民皆年金が始まったのか,という問題があります。

 それぐらいです。

 なので,やらなくてもいいかもしれませんね。

 私も看護学校で教えるときは歴史だけで済ませています。


 ということで,今回はここまでです。

 皆さん,どうもお疲れさまでした。




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社会保障総論

みなさん,こんにちは。

久しぶりです。

さて今回から社会保障を連載したいと考えます。

社会保障は,講義ではよくやっているんですが,ブログには全然アップしていませんでした。

それをブログで確認します。

ただ,お分かりとは思いますが,ここで説明する社会保障は試験範囲だと言うことです。

それ以上のことは合格してからゆっくりやってください。


それから看護師の国家試験(24/2/19)がもう直ぐ始まります。

是非,みなさん合格してくださいね。


それでは,はじめます。

 社会保障総論

1 意義

 始めに,そもそも社会保障とは何か

 どのあたりまで勉強するのかを示しておきますね。


 社会保障と言う言葉は,「社会」と「保障」という言葉によって作られています。


 そうするとまず,社会とは何かです。

 もともと,この言葉は明治になって創られた言葉です。

 江戸時代まではありませんでした。

 それが幕末なって,イギリス,フランスからソシエテ(SOCIETE)とかソーシャル(social)という言葉が入ってきます。

 これに適切な言葉を当てはめようとしましたが,残念ながらありませんでした。

 当時のイギリス,フランスでは「公の問題,あるいは共同体の問題を討論する場」と言う意味で使っていたようです。

 江戸時代までの日本では,公の問題は誰が決めていたんでしょうか。


 当然,当時の支配階級であるお侍さんですね。

 つまり武士と言うことになります。

 そのころの日本には,約3000万人ぐらいの人が住んでいました。

 そのうちの約1割が武士となります,

 つまり.2~300万人ぐらいが武士だった訳です。

 その人たちが公の問題について決めていた訳です。

 しかし,イギリスやフランスでは,公の問題,あるいは共同体の問題は「市民」といわれる人たちが決めていました。

 ここでいう市民とは,教養と財産のある人たちを指します。

 現代でいうところの「市民」ではありません。

 ましてや江戸時代の武士でもありません。

 その為,適切な言葉がなかった訳です。

 そこで,「社会」という言葉を新たに創ったといわれています。

 そういう意味で「社会」とは公あるいは共同体を指す言葉となりました。

 
 次は「保障」ですね。

 元来,保障は砦を表していました。

 そこから転じて「侵害から守る」となったようです。


 ということは,「社会保障とは共同体が侵害から守る」ということになりますね。


 それじゃ,何から守るんだろう?

 具体的に何?

 原因ですね。

 これは様々なのもが考えられます。

 まず,疾病(病気)障害などがあります。

 これらのことが起きると,働けなくなります。

 働けなければ,お金が入って来ませんね。

 そうなれば生活ができません(生活困難)。


 あるいは年をとることです(老齢)。

 同じく年をとれば働けなくなります。


 さらに女性では,妊娠出産,そして育児です。

 この状態では,満足に働けなくなります。

 また,仕事中に怪我をしたり死んだ場合(業務災害)ですね。

 さらには,失業でしょうか。

 働きたいのに働けない,これも大変ですね。

 
 こういう状態になったら,個人の力では何ともしようがありません。

 それだからこそ,個人ではなくて共同体である「社会」で守るんです。

 そうして,自立した生活ができるようにサポートします。

 これを社会保障といいます。


 この社会保障は大きく3つに分かれます。

 まずは所得保障として年金があります。

 いわゆる年金保険です。

 ここにいう「保険」とは困った状態に備えて事前に準備することを言います。

 つまり,予めお金が入ってこなくなる状態を考えて事前に準備することです。

 今,年金は,だいぶ騒がれていますね。

 次は医療保障です。

 病気や怪我などをした場合に備えて医療保険があります。

 最後は社会福祉サービスです。

 児童福祉,高齢者福祉,障害者福祉などです。

 このあたりが看護師の国家試験では問題となってきます。

 あとで体系を図示しますが,この辺まで理解すれば十分ですね。

2 根拠

 それじゃ,これらの根拠は何かです。

 国家や社会が,所得や医療,福祉サービスをする根拠です。

 それは当然,となります。

 日本は法治国家ですから,当然といえば当然ですね。

 
 さて,その法の根拠ですが,憲法25条にあります。

 生存権と呼ばれる規定です。

 憲法25条 生存権

 「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

 健康は権利なんですね。

 すごいです。

 何がって。

 健康であることが権利だと言っていることがです。

 国民の健康を国家が保障してくれるんですよ。

 これはなかなか難しいことです。

 その為,この規定は将来の目標なんだという意見もあります(プログラム規定説)。

 しかし,ここは健康は権利だと覚えておきましょう(試験対策です)。


 もう一つ,この文章は少し変ですね。

 「健康で文化的な最低限度の生活」というところです。

 なんか「健康で文化的な最低の生活」って感じですよね。

 私なんか,最低じゃ嫌だな~って思います。

 
 これは,憲法がもともと英語で書かれたいたので,それを日本語に直した時に変な訳になってしまったということです。

 翻訳した人の勘違いなんですね。

 正しくは「最低でも健康で文化的な生活」ということになります。

 
 この健康で文化的な生活ですが,裁判で争われたことがあります。

 何を以って,健康で文化的な生活と言えるのか,というところです。


 みなさん方は,どんな生活が「健康で文化的な生活」ですか?

 今ぐらいの時期だと,睡眠ですか?

 ぐっすり眠れるってことが健康で文化的な生活でしょうか?!


 実際の裁判では,歯磨きをすることが「健康で文化的な生活」に入るのかってことが問題になりました。

 今だったら問題なく歯磨きは必要となるでしょうね。

 その当時(1950年代)は無くても良いんじゃないかという意見もありました。

 ビックリですね(笑)。


 それはともかく,この生存権が社会保障の法律上の根拠となっています。

 続けて2項では,「国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障,および公衆衛生の向上および増進に努めなければならない」と規定しています。

 この憲法の規定に基づいて様々な法律が制定されて,社会保障が実施されているんです。

3 方向性

 ところで,この社会保障ですが当然のことながらお金がかかります。

 現在,約100兆円ほどがかかっています(平成21年度)。

 医療や年金,そして福祉に莫大なお金がかかっているのです。

 現在の日本は,少子高齢化が進んでいます。

 これからますます社会保障費がかかるようになります。

 このままでは日本の財政はパンクしてしまいますね。

 そこで社会保障の方向性が話し合われ決められています。

 一つは「利用料の負担増」です。

 利用する人に利用料の負担を今まで以上にして貰おうというものです。

 例えば,以前は医療保険の自己負担額は1割でしたが,現在は3割となっています。

 あるいは老人医療費は無料でしたが,現在は有料となっています。


 もう一つは「権限の委譲」です。

 社会保障の多くの権限は国(厚生労働省)にありましたが,それをより身近な自治体である市町村の移管しました。

 いわゆる地方分権ということになります。

 それによって,よりきめ細かなサービスが実施できると期待されています。

 
 この二つが社会保障の方向性として打ち出されています。


4 社会保障の制度体系

 最後に,社会保障の制度体系を説明しておきます。

 何をどれくらい勉強するのかを示しますね。

(1) 社会保険

  まず,社会保険です。

  現在5つあります。

  したがって,みなさん方は5つの社会保険を勉強することになります。

 ① 年金保険
 ② 医療保険
 ③ 介護保険
 ④ 労働者災害補償保険
 ⑤ 雇用保険


  この5つが社会保険となります。

  ただし,近年は医療保険介護保険がよく出題されています。

  というより,正看の試験では医療と介護以外ここ10年ほど出題されていませんね(平成23年現在)。

  この辺,准看は年金とか雇用も出題されているんだよね。

  一応,このブログでは両方(正看と准看)を対象としているので試験の範囲で説明しますね。

(2) 公的扶助

  生活保護

  公的扶助では生活保護になります。

  ここも正看ではほとんど出題がありません(平成23年現在)が,准看では出題されています。

(3) 社会福祉


  社会福祉では

 ① 児童福祉
 ② 障害者福祉
 ③ 老人福祉
 ④ 母子および寡婦福祉
 ⑤ 児童手当
 ⑥ 児童扶養手当


  などが挙げられています。

  しかし,試験では児童福祉,障害者福祉,老人福祉しか出題されていません。

  そこで,この3つについて説明していきます。

 これで,試験の範囲(国試に出題されている部分)が大体分かりました。

 これを順番に説明していきますね。

 それは,次回からとなります。

 今日はここまでです。

 皆さん,どうもお疲れさまでした。






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