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内分泌 その5 バセドウ病

 みなさん,こんにちは 。
今日は前回の続きで甲状腺の疾患についてやります。

まずは,前回の問題の解答・解説ですね。

1 甲状腺のホルモンには代謝亢進の機能があるね。
ですね。

2 甲状腺ホルモンには,発育を促す機能があります。
成長ホルモンと協力して骨の形成にも関与します。
さらには,カルシトニンが骨形成の作用がありますよね。
ですね。

3 腺細胞とは分泌機能を有する細胞のことです。
甲状腺はホルモンを分泌していますよね。
です。

4 甲状腺ホルモンは,チロシンにヨウ素(ヨード)が結合したものですね。
当然です。

5 甲状腺ホルモンは代謝の亢進が促進されますね。
そうすると,脂質の代謝も亢進されますね。
したがって,血清コレステロール値は低下します。
×です。

6 サイロキシンの分泌刺激因子は下垂体前葉から出る甲状腺刺激ホルモンですね。
それ以外にも,血中サイロキシンの濃度低下などもあります。
×です。

7 血圧が低下しても,甲状腺ホルモンには血圧調整機能はない。
代謝の促進です。
×ですね。


(4)甲状腺機能亢進症バセドウ病

① 概念

甲状腺からの甲状腺ホルモンが過剰に分泌している状態です。

女性に多い病気で,自己免疫疾患の一つです。

② 症状

メルゼブルクの3主徴が有名ですね。

ア 甲状腺腫 甲状腺が肥大します。

イ 眼球突出 眼球が飛び出てきます。

ウ 心悸亢進 心臓がどきどきします。カテコールアミン(カテコラミン)の促進ですね。

それ以外にも,甲状腺の生理機能を考えればわかりますよね。

たとえば,

発汗  熱の産生が増大するのですから発汗も多くなりますよね。

高血圧 カテコラミンの促進ですね。

振戦  手指の振るえ,これもカテコラミンの促進ですね。

高血糖 カテコラミンの促進です。

るいそう 多食にもかかわらず,やせていくんだ。

甲状腺ホルモンは代謝亢進だからだね。

これなんかは,う~ん,なってみたいなんて思うかもね。笑

でも,本人は大変だから不謹慎なことは言わないようにね。笑

精神活動の活発化 カテコラミンの促進の結果だね。


③ 検査

まずは,血液検査です。

血液中の甲状腺ホルモンの量を測定し、過剰になっているかどうかを調べるます。

ただ,10人に1人ぐらいは血液検査では分からない場合があります。

その場合には,アイソトープ(放射線ヨード)検査を行います。(シンチグラム

これは,ヨードが甲状腺に集まりやすい性質を利用したもので,バセドウ病であれば多くの放射線ヨードが甲状腺に集まります。

これで判断します。

他に,CTスキャン超音波検査などがあります。

④ 治療

薬物療法

チアマゾール(メチマゾール)

これは甲状腺ホルモンの合成をブロックします。

これによって血中の甲状腺ホルモンの量を減らします。

プロピルチオウラシル

同じく甲状腺ホルモンの量を減らします。

アイソトープ治療

放射性ヨードを服用して,甲状腺に集まった放射性ヨードの働きで甲状腺の細胞の数を減らす方法です。

手術療法

過剰にホルモンを分泌している甲状腺を外科的に切除します。

甲状腺を切除することにより、ホルモンの過剰産生を是正します。

切除するので元には戻れません。

したがって,慎重に行います。当然ですね。

⑤ 看護

ア ヨードの制限 甲状腺ホルモンの材料になってしまいます。

イ 保清 患者さんの体を清潔に保つことです。

ウ 高エネルギー・高たんぱく食

エ 水分・電解質の補給

オ 精神的安定 精神活動が活発になっていますから,それを安定させる必要があります。

カ 高熱や喉の痛み 薬物療法による副作用です。

白血球のなかの顆粒球という細菌を殺す細胞がなくなってしまう副作用です(無顆粒球症)。

白血球の減少ですね。

キ 手術前 大量のヨウ素剤の服用

これによって,一時的に甲状腺機能を低下させて,術中の出血量を減らすためです。

ク 手術後 頸部の安静 発声の制限 

甲状腺クリーゼの早期発見 

甲状腺クリーゼは,急激に甲状腺機能が亢進して高熱や頻脈,意識障害が出現することです。

致死率が30%ほどもあり,とても危険です。

ケ 手術後 反回神経麻痺の確認

声帯の運動性が障害された結果、息もれするような声がれや、誤嚥,むせといった症状が起こります。

気道が狭くなるため呼吸困難や喘鳴が起こります。

コ 手術後 後出血

声門浮腫などが生じる。

⑥ 過去問

ちょっと,イライラしたので過去問をやりましょう。笑

1 バセドウ病は副甲状腺機能亢進によって生じる。

2 サイロキシンの作用は物質代謝の促進であり,甲状腺機能亢進症では基礎代謝率の上昇が見られる。

3 通常,頻脈とは成人では1分間の脈拍数100以上いい,甲状腺機能亢進症などに現れやすい。

4 不安や焦燥感など情緒不安定となる。

5 バセドウ病にみられる神経症状に振戦がある。



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