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関係法規 医療過誤1

みなさん,こんにちは。

今日は暖かかったですね。

散歩の途中で,鯉を見つけました。

武蔵野大学前の千川上水です。

01.jpg

春ですね。

講義は,なかなか進みませんが,今回は新たに関係法規を始めます。

方針変更です。

画像がちょっと間に合わない。

誰かに怒られそうだけど…。

中身が熟成しないまま,進みそうです。

あとで修正は入れます(たぶん)。

今回のテーマは医療過誤です。

近年問題となっているところです。

今年(100回)の国試にも出ましたね。


医療過誤

1 意義

 まず,医療過誤とは何かですね。

 これは医療におけるミス,失敗のことです。

 別な言い方でいうと,医療事故といいます。

 医療事故とは,医療に関わる場所で,医療の全過程において発生するすべての人身事故とされます。

 人身事故ですから,人に危害(危険,危ない場面)が及ぶ場合ですね。

 これは,いろいろな場面が考えられます。

 例えば,手術中のミスだったり,投薬ミスだったり,もっと最初の診断ミスだったり,いっぱい考えられます。

 そして,人身事故という点からすると,大きく二つに分類されています。

 過失のある医療事故過失のない医療事故です。

 過失とは「うっかり」とか「ミス」という意味です。

 法律的には「予見可能性があるにも関わらず,予見しなかったこと」とされますが,気にしないでください。

 「うっかり」で十分です。

 「うっかり,人を危険な目に合わせてしまった」です。

(1) 過失のある医療事故
  
  医療事故のうち,医療従事者・医療機関の過失(うっかり)により発生したもの,です。

  医師,看護師,病院の過失(うっかり)によって発生した人身事故です。

  マスコミが好んで取り上げていますよね。

  皆さん方も直面する日が来るかも知れませんね(汗)。

  うちの近所の医院も2件ほど訴えられているそうです。

  こういうのは,評判の方が気になるでしょうね。

(2) 過失のない医療事故

  医療事故のうち,医療従事者・医療機関に過失(うっかり)がないにも関わらず発生したもの,です。

  医師や看護師には過失がないんですね。

  ということは,誰の過失かな?

  家族や見舞いに来た友人・知人です。

  あるいは本人ですね。

  間違って薬を飲んじゃったとかね。

2 内容

 それじゃ,医療過誤には,どういう内容のものがあるか。

 さっき,いろいろ書きましたけど,それを整理すると二つになります。

(1) 計画過誤

  不適切な計画の下に行われた検査・治療から発生する人身事故です。

  皆さんも病気にかかったことあるでしょ。

  病気に罹ったことがない人がいたら,会ってみたいけどね。

  病院にいくと,まず聞かれるよね。

  「どうされました」って。

  これを問診といいます。

  そうすると
  「お腹が痛いんです」とか「熱が出ているんです」とか「頭が悪いんです」なんて言うでしょ。

  笑。

  ここで,医師は大体の当たりをつけます。

  こんな病気かなって。

  例えば「熱がある」と言われたら。

  風邪かなとか,インフルエンザかな,なんてね。

  そして,「それじゃ,口を開けてください」と言われて,喉を見せるでしょ。

  それで,腫れたりしてたら……。

  ああ,やっぱり,なんてね。

  もちろん,季節や流行なんていうのも考慮しますよ。

  この初めの部分を誤ってしまったんだね。

  これを計画過誤といいます。

  「診たて」を誤ったと言うことですね。
  
  どうですか?

  皆さんの家の周りの医師も同じでしょ。

  たまに,「風邪ですか」って,聞く先生もいますけどね(笑)。

(2) 執行過誤

  次が,医師などの指示が正しく行われなかったことから発生する人身事故です。

  例えば,入院患者に対する投薬ミスです。

  違う薬を与えてしまったんだね。
 
  あるいは点滴ミスとかね。

  さらには,開腹手術をしたんだけど,悪くない方を取っちゃうとかね。

  マスコミが好んで取り上げるのは,こちらですね。

  いくつか今でも問題になっているのがあるでしょ。

  福島大野町病院事件とか杏林大学病院事件とかね。

  これらの事件は,いづれも事故です。

  事故ですからアクシデントとされます。

3 ヒヤリハット

(1) 意義

  最後がヒヤリハットです。

  これは,医療従事者誰もが経験することかな。

  たぶん。

  医療従事者が医療を行う上で,ヒヤリとしたり,ハットした経験をする事例です。
 
  過失(うっかり)はなく,そういう意味では患者の健康被害にまでは及ばなかったものです。

  患者には,なんら影響がなかったものです。

  そういう意味で,こちらはインシデントと言います。

  インシデントとは「出来事」という意味です。

  ヒヤリハットはインシデントです。

  忘れないでね。

(2) 目的

  ヒヤリハットの事例が起きたときは報告をします。

  これをインシデントレポートといいます。

  これは事例を分析し,類似するインシデントの再発や医療事故・医療過誤の発生を未然に防止することが主な目的です。
  
  したがって,原因究明再発防止が目的ですね。
  
  そのため,報告は必ずしも当事者がしなくてもかまいません

  第三者がしても問題ありません。

  患者に健康被害がないのですから反省や謝罪・責任追及は関係ありませんね。

  事件じゃないから警察にも報告はしないね。

  また,法律の規定がありませんので報告書の書式は統一されていません

  各医療機関ごとに書式は決めています。

  紙による報告が一般的ですが,最近はパソコンの導入によって電子カルテと同じようにパソコン(電子)入力を行っているところも増えてきました。

  ここでは,それをどう活用するか,分析が重要ですね。

  原因究明・再発防止が目的なんですから。

さて,お待ちかねの過去問です(笑)。


問題1 医療事故に関する説明で適切なものはどれか。

1 ヒヤリ・ハットのことをアクシデントという。
2 患者に重大な障害が及んだものをインシデントという。
3 リスクマネジメントのリスクとは事故の発生頻度と事故原因によるものである。
4 医療従事者に過失があるものは医療過誤という。

問題42 インシデント(ヒヤリハット)報告の目的はどれか。(98回)

1 反省
2 謝罪
3 責任追及
4 原因究明


はい,ここまでです。

以上,お疲れ様でした。




こちらのブログはツイッターと連動しています。

ツイッターIDは zackzack1224 です。

なお、医療過誤の音声動画はyou tubeにあります。

https://youtu.be/Eis6JQWPLro

ここです。

you tube動画、ブログが更新されるとツイッターで知らせます。

それじゃ、また。



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