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公衆衛生3 医療従事者 人員配置 救急医療

みなさん,こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか?

最近,気になるニュースがありました。

小佐古敏荘(こさことしそう)氏の内閣官房参与辞任です。

小佐古氏は,原子力分野における日本を代表する学者と聞いています。

その方が,政府に対して抗議のために辞任するという話です。

これを聞いて,

福島原発は,本当に大丈夫なのか?

官僚による情報隠しはないのか?

あるいは官僚による情報操作はないのか?

かなり注目をして見ています。


でも,怖がってばかりは嫌ですね

こういうときこそ,みんなで支え合おう。

福島県産の野菜などが風評被害に合っているとか。

福島県産の野菜や牛乳,何でも食べますよ。

正直,そんなに心配していない。

多少基準値を超えたって心配ない。

野菜なんて,洗って食べれば問題ない。

ただ,子どもは少し心配です。

大人と容量が違うからね。

小女子だって食べますよ。

小魚は嫌いだけど(笑)。

それで,助け合えるのなら食べます




何か,今日は変な始まりになりましたが,ここからはいつもと同じです(笑)。

今日も長いよ。

まずは,前回の問題の解答・解説です。

問題10 病院の収容人数ですね。
     これは,20人以上です。
     したがって,2番です。

問題37 特定機能病院ですね。
     この特徴ですか。
1 地域医療従事者の資質向上は,地域医療支援病院の仕事ですね。
  ×です。
2 高度の医療技術開発などですね。
  これは特定機能病院の特徴です。
  です。
3 収容人数は400人以上です。
  ×です。
4 都道府県知事の承認は地域医療支援病院です。
  ×です。

問題9 診療所の収容人数ですね。
  これは19人以下です。
  2番です。

問題1 助産所は10床未満を収容できます。
    ということは,9床までですね。
    ベッドは9床までOKです。
    ×です。

2 保健・医療従事者

 保健・医療従事者というと,医師,保健師,助産師,看護師,准看護師などなど,大勢の人がいます。

 社会福祉士,精神保健福祉士なんかもそうですね。

 一応,医師,保健師,助産師,看護師などを挙げておきます。

 でも,看護職以外は覚えなくていいです。

 話だけで聞いてください。


(1) 医師

  平成20年の医師数は286,669人です。

  人口10万人当たり212.9人となります。

  医師不足が叫ばれて久しいですね。

  以前,阪南市立病院が話題になっていました(平成20年)。

  医師の大量退職により病院が閉鎖になるのではないかという話です。

  結局,現在(平成23年4月)も病院は存続しています。

  もう一つ,銚子市立病院も同じような話がありましたね。

  ここも再開です。
  


  これは単純に,医師数が減少したというより,研修医制度の転換(平成16年4月)など複数の原因が言われています。
  先日も,現在の研修医制度のついて面白い話を伺いました。


  平成16年からは医師数増加という政策転換が行われています。

  おそらくOECD(経済協力開発機構)の平均数ぐらいまで増やすのではないでしょうか。

  OECDでは,人口10万人あたり310人となります。

  2027年ぐらいに達成されそうです(現在2011年)。

  先は長いです。


(2) 保健師

  平成20年の保健師数は,43,446人です。

  人口10万にあたり34.0人となります。


(3) 助産師

  平成20年の助産師数は,27,789人です。

  人口10万にあたり21.8人となります。


(4) 看護職 (看護師・准看護師)

  平成20年の看護師数は,877,182人です。

  同じく准看護師数は,375,042人です。

  合計1,252,224人となります。

  医師と同じく,看護職も不足しています。

  こちらは医師とは事情を異にします。

  診療報酬の改定が基になっています。

  7:1規制というのをご存知ですか。

  これが理由です。

  次の項目でやります。

  平成23年4月現在,5万6千人が不足です(第7次看護職員需給見通し)。

  平成27年でも1万4千人が不足します。

  でもね。

  看護師不足は,言われて久しいよね。

  私が学生の時から言われています。

  全く解消されていません。


  外国人看護師の話も,この不足と関係あるのでしょう。

  これについても,賛否両論ですね。

  外国人じゃ,何を話しているのか分からない。

  安心できない。

  それなら,准看護師を増やした方がいい,などなどです。


  一方,日本人は冷たい。

  話かけても,適当に相槌を打つだけ。

  そういう意味では,外国人看護師の方が,やさしく接してくれる,という話もあるし。


  でもね,看護師は忙しいんだよね。

  やることが,いっぱいあります。

  だから,適当な相槌になってしまうのかもしれない。


  ところで,外国人候補生のみなさんは頑張っています。

  受験指導しているので良く分かります。

  2011年は16人が合格しました。

  また,笑顔に屈託がありません。

  みんな顔が小さいしね(笑)。

011.jpg


  ということは,これ(看護師不足)もしばらく続きそうです。

  これを読んでいる受験生のみなさんは,この不足の中を就職するという状態でしょうね。

  それでも,20年ぐらいすると,今度は逆に過剰になるという話もあります。

  実際,どうなるかは分かりません。


今回も長いので,ここで過去問を一つやります。
  
問題5 わが国の平成18年における看護職員の就業者数はどれか。(99回)

1 約50万人
2 約80万人
3 約100万人
4 約130万人

これは簡単ですね。

知っていればできます。

当たり前か(笑)。

3 病院などの人員配置

 次は,医療法で定める病院などの人員配置です。

 これは医療法です。

 医療法は,病院の定義のところで出てきましたね。

 これが人員配置についても規定しています。

 医療法では,望ましい一定の医療水準を確保することが目的とされています。

 したがって,最低基準ではなくて「標準」となります。

 ただし,「標準」であっても,標準数を満たさない医療機関は医療法に反することになります(医療法21条,22条の2)。


(1) 病院の人員配置基準(看護師および准看護師)

  病院では,特定機能病院と,それ以外の病院に分けられます。

  ちなみに,ここでやるのは看護師と准看護師だけです。

  医師や薬剤師はやりませんので悪しからず。


 ① 特定機能病院以外の病院

  看護職(看護師・准看護師)1人に対して入院患者の数

  1 一般病床 (精神病床、感染症病床、結核病床及び療養病床以外の病床)3人
  2 感染症病床3人
  3 精神病床 (大学付属病院,100床以上の病院)3人
  4 療養病床 (主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床)4人
  5 結核病床4人
  6 精神病床4人

   看護職1人に対して外来患者 30人

  精神病床は,3と6にありますが,規模の違いです。

  3は,大学附属病院(特定機能病院及び精神病床のみを有する病院を除く)。

  並びに内科,外科,産婦人科,眼科及び耳鼻いんこう科を有する100床以上の病院の精神病床です。
  
  これらは,一体的な精神医療の提供が求められていることを考慮して,一般病床と同じ基準が定められました。

  6は,それ以外の精神病床です。

  ちょっと,規模が小さいね。

 ② 特定機能病院

  特定機能病院は,高度の医療を提供することになっています。

  そのため,看護職の数も多く設定されます。

  看護職 1人  入院患者 2人

  看護職 1人  外来患者 30人

  ただし,以前は,入院患者については2.5人に看護職1人という設定になっていました。
  
  それが,平成18年の改正によって入院患者2人に看護職1人となりました。

  注意してください。


(2) 療養病床を有する診療所

  療養病床を有する診療所では,看護職および看護補助者の数が規定されています。

  看護職    1人  入院患者 4人(平成24年3月までは 6人)

  看護補助者  1人  入院患者 4人(平成24年3月までは 6人)

  療養病床を有する診療所では,平成23年3月まで緩和措置がとられています。

  看護補助者は看護助手のことです(たぶん)。

  看護師のアシスタント的な存在です。

  さまざまな雑用が主な業務となります。


(3) 看護体制 7:1

  最近よく聞く7:1規制についてです。

  こちらは医療法の規定ではなく,診療報酬に関する規定です。

  医療法と診療報酬ではどう異なるのか??

  ちょっと比べてみますね。


  例えば,医療法の規定で考えて見ます。

  一般病床では 3 : 1 となっています。

  入院患者3人に対して看護職1人です。

  医療法は,入院患者数に対する看護職員の数です。

  3交代制なら(8時間× 3 =24時間)

  3 : 1 でも実質は 9 : 1 です。


  診療報酬の看護体制 7 : 1 は,看護師の1人当たりの受け持ち患者数です。

  したがって,入院患者7人に対して看護職1人という体制です。

  3交代制で 7 : 1 を確保しようとすれば,

  2.3 : 1 ぐらいの割合で看護師が必要になります。


  3 : 1 では,望ましい医療水準を提供できないと考えたのかもしれません。

  そして,この規定をクリアした病院は,診療報酬にインセンティブ(誘引)がつきます。

  試算によると,100床当たり年間で1億円を越える金額が違うそうです(伝聞なので正確かどうかは不明です)。

  看護師を1人雇っても500万円ぐらいです。
  
  10人雇って5000万円。

  20人雇って1億円です。

  病院としてみれば,何としてでも看護師を確保しようとするだろうね。

  これが近年の看護師不足の実態です。

  余談ですが,最近,看護学校が増えました。

  大学の看護学部も増えましたね。

  うちの近所の大学も看護学部を作っています。

  散歩コースにあります。

  これなんかも,看護師不足に対応しようという表れでしょうか。

  それとも,大学の就職率の改善をアピールするためでしょうか!!


余談が長くなりました。

ここで過去問です。

問題38 医療法で病床種別と入院患者数に対する看護職員の人員配置基準との組合せで正しいのはどれか。(94回)

1 療養病床    - 患者7人に1人以上
2 結核病床    - 患者5人に1人以上
3 一般病床    - 患者3人に1人以上
4 特定機能病院 - 患者2人に1人以上

問題8 診療報酬における7対1入院基本料の条件はどれか。(100回)

1 患者7人に看護職員1人
2 看護職員7人に医師1人
3 看護職員7人に看護補助者1人
4 日勤看護職員7人に夜勤看護職員1人


4 救急医療体制

 今回最後は救急医療体制です。

 救急医療とは,疾患や外傷,中毒などに対しての緊急の診断および治療のことです。

 救急医療体制は,それに対応するための体制となります。

 日本では,1次・2次・3次と重傷度に応じた医療機関が設定されています。

 そして,重傷度に応じて救急隊が搬送するというシステムです。

 「搬送」ですから,救急車などで来院した場合ですね。

 逆に,独歩来院(自分で病院に来る)の場合は救急にあたらないと判断されてしまいます。

 この点から,北米型のERシステムを採用する病院が現われています(ここでは関係ないので説明しませんね)。

 それは,ともかくどういう分類なのか。

 ここが重要です。

(1) 初期救急医療

 ここは,入院治療の必要がなく外来で対処しうる帰宅可能な患者への対応機関です。

 その整備は,市町村の責務とされています。

 主に内科,外科を診療科目としています。

 しかし,住民の要望の高まりと必要性から小児科を加える自治体もあります。


 ① 在宅当番医制

  休日(日曜日・祝日)に診察を行う当番病院・診療所などです。


 ② 休日歯科診療所

  同じく休日(日曜日・祝日)に診察を行う歯科診療所です。

  歯の痛いのは我慢できないでしょ。

  どの痛みも我慢できないね(汗)。


 ③ 休日夜間急患センター(人口5万人以上の市に1つ)

  休日や夜間に対応する医療機関です。

  人間,いつ具合が悪くなるかは分からないからね。


 ④ 小児初期救急センター

  子供は,恐ろしいぐらいに病気になります。

  身をもって実感しています(笑)。

  不思議なことに,子供は休日や夜間に具合が悪くなるのが多いんだよね。

  それに対応する医療機関です。

  この辺は語呂合わせで覚えるのがいいかもしれません。

  一応,挙げておきます。

4-13.jpg


(2) 二次救急医療

 ここは,入院治療を必要とする重症患者に対応する機関です。

 都道府県が定めた医療圏域(二次医療圏)ごとに整備されます。

 二次医療圏とは,複数の市町村によって構成されます。

 そこで,市町村の垣根を越えた都道府県によって整備されています。

 通常の二次救急では,内科,外科,脳外科などです。

 肺炎だとか脳梗塞に対応します。

 これに加えて,小児に対する二次救急医療にも対応しています。


 ① 中規模救急病院

  中規模ですから,200床前後の病院です。

  あらかじめ指定されています。

   
 ② 病院群輪番制

  救急指定病院が,救急患者のたらい回しをしないようにするため,当番病院を定めて休日,夜間の救急医療に当たる方式です。

 ③ センター方式/共同利用型病院

  中核となる救急指定病院に当番で他の病院や開業している医師が集まり,休日や夜間の救急医療に当たる方式です。

 ④ 小児救急医療支援事業

  小児科を標榜する病院が輪番制方式により,休日・夜間の小児救急患者を受け入れる体制を整備している場合に,当番日の病院に対して,小児救急医療に必要な医師,看護師等の医療従事者の配置に必要な経費を助成することです。

  財政面の支援ですね。

 ⑤ 小児救急医療拠点病院

  一つの二次医療圏では小児科医不足から十分な救急体制が作れない場合に,複数の二次医療圏を対象に,24時間365日の小児救急医療と医師の研修を行う病院をいいます。

  あらかじめ指定されています。
  
  
 ⑥ 地域周産期母子医療センター

  周産期(出産の前後)を対象とした医療施設で,産科と新生児科の両方が組み合わされた施設を指します。
  
  特殊施設の規模によって「総合」と「地域」に分けられます。

  地域周産期母子医療センターの方が基準を満たしていないとされます。


(3) 三次救急医療

 二次救急医療では対応できない複数診療科にわたる特に高度な処置が必要,または重篤な患者への対応機関です。

 心筋梗塞や多発外傷(交通事故),重症熱傷などの対応します。

 ① 救命救急センター

  救命救急センターは,急性心筋梗塞,脳卒中,頭部外傷など,二次救急で対応できない複数診療科領域の重篤な患者に対し高度な医療技術を提供する三次救急医療機関となります。

  人口100万人あたり最低一か所の割合で設置されています。


 ② 高度救命救急センター

  高度救命救急センターは,救命救急センターのうち特に高度な診療機能を提供するものとして厚生労働大臣が定めるものです。

  広範囲熱傷や指肢切断,急性中毒等の特殊疾病患者に対する救急医療が提供されます。

 ③ 新型救命救急センター

  新型救命救急センターは,救命救急センターより小規模で既存のセンターを補完するものをいいます。

 ④ 総合周産期母子医療センター

  周産期(出産の前後)を対象とした医療施設で,産科と新生児科の両方が組み合わされた施設で,特殊施設のより充実した方をさします。

  こちらの問題は,内容よりも組合せが出やすいところです。

  そちらに注意しましょう。

  もう一つ,語呂合わせです。

4-14.jpg


  看護学校でも言ったのですが,ここは語呂合わせで覚えるのが早そうです。

  初期救急医療と三次救急医療の語呂合わせがあります(作りました)。

  そうすると,それ以外は二次救急医療と理解すればいいですね。

  分かりましたか?



最後は過去問です。

問題34 救急医療体制の組合せで正しいのはどれか。(99回)

1 在宅当番医制      - 二次救急
2 病院群輪番制      - 三次救急
3 救命救急センター    - 二次救急
4 休日夜間急患センター - 初期救急


以上です。

今回も長かったね。

みなさん,お疲れさまでした。

次回は母子保健を予定しています。



こちらのブログはツイッターと連動しています。

ツイッターIDは zackzack1224 です。

なお、人員配置基準の音声動画はyou tubeにあります。

https://youtu.be/o7-hpAGqcGk

https://youtu.be/KrCmDDyJLSY

https://youtu.be/wznI_ez85h0

ここです。

you tube動画、ブログが更新されるとツイッターで知らせます。

それじゃ、また。



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テーマ : 医療従事者になるための勉強
ジャンル : 学校・教育

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Re: No title

> 種馬先生(笑) お元気そうで何よりです。
> ブログから 先生のひとなつっこい笑顔と 温かい人柄を
> 感じ、 懐かしさと共に、 なんだか ホッとしてしまいます。
>
> 新人ナースとして へとへとの ぼろぼろではありますが、
> とりあえず一年はがんばらなくっちゃ!と 老体に鞭打ち
> がんばっています。
>
> これからも 楽しいブログ・・ じゃなくて ためになるお勉強ブログ
> でしたね、期待してますね。 いつも応援しています!
>
> あ、わたしですか? 飯能の准看を卒業したての おばさんです。
> ベンツで駅までの。 分かるかな~ 若い子じゃないから
> 忘れちゃったかな~(笑)


覚えてますよ。
バッチリとね。

あの時は,ありがとう。

1年目は,毎回送ってくれた子がいたんだけど,最近は時々だね(笑)。


お仕事の方は,いかがですか?

まずは3ヵ月,そして1年です。
一日一日ですね。

そういえば,高尾であなたの同級生(I)に会いました。

やはり「種馬先生」と言っていました(笑)。

5人いると,やはり種馬かな(笑)。

東京じゃ,多い方だからね。

今は拒否られているけど(笑)。


良かったら,コメントしてください。

最近,コメントが少なくて寂しいです。

それじゃ,またね。

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